文学

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春樹節

今日はマンションから出ず、エアコンの効いたリビングでごろごろしていました。 こう暑いと外出する気が起きません。 ただ、体重が24キロも落ちたせいか、暑さを感じにくくなってしまったようで、まだ長袖で過ごしています。 職場で長袖で出勤しているのは、もう私1人なんじゃないかと思います。 かねてアマゾンで購入してあった村上春樹の新作を半分くらい読みました。 「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」です。色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年村上 春樹文藝春秋 まだ読了していないので、コメントは差し控えたいと思いますが、久々の春樹節、良いですねぇ。 そう言えば誰かが、村上龍なら、「おれはおまえが好きだ」と書くところ、村上春樹は「もしかしたら僕は君のことが好きなのかもしれない」と書くのがかったるい、と言っていましたが、言い得て妙ですねぇ。 新作にもそういうまどろっこしい表現が多々見られます。 そういう表現が鼻につくことはありますが、総じて優れたストーリー・テラーであることは間違いありません。 高校生の頃、初めて「風の歌を聴け」を読んで以来、彼の書くものは全て読んでいます。風の歌を聴け (講談...
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意識の変容

明日は青山の某ホテルで会議。 直行直帰のため、余裕があります。 昨日は振替休日だったため、今週は職場に普通に出勤するのは三日だけです。 昨夜、振替休日ということで、早い時間から飲み始め、早い時間に終えるつもりが、結局終わりの時間はいつも通りで、飲んだ量が増えただけでした。 そのため、今日はなんとなくだるい一日で、私は誠に愚かな酒飲みであることを痛感させられた次第です。 それでもどうにか一日をやり過ごし、今日は飲むまいと思いながら、やっぱり一杯やってしまったことは、痛恨の極みです。 もっとも、さすがに今日はいつもより少ない酒量で止めましたが。 きっと私は、酒の飲み過ぎで命を縮めるのでしょうね。 分かっちゃいるけど止められないというのが、正直な気持ちです。 わが国において、合法ドラッグは酒だけです。 習慣性や依存性の高さ、体に与える悪影響などを総合的に勘案すると、酒以上に安全で習慣性が少ない違法ドラッグはあまた存在します。 例えばマリファナ、それにエクスタシー。 1960年代に流行したLSDはバッドトリップと呼ばれる辛い幻覚を見る機会が多いことで、一部からは忌避されつつ、良いトリップも多か...
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節電要請なし

ここ数日、暑い日が続いています。 今はエアコンがあるから事務室内は快適ですが、その昔のサラリーマンはどうやって夏の執務をしのいでいたのでしょうね。 不思議です。 まぁ、それが当たり前だと思えば、ただ耐えるしかなかったのでしょうけれど。 節電で 早く帰ると なげく妻 去年も一昨年も節電要請で、なかなかエアコンをつけることができず、難儀しました。 環境省は基本冷房をしないという噂を聞いたことがありますが、本当でしょうか? エコ製品 節電するのに 高くつき  エコ製品が高いのはやれませんねぇ。サラリーマン川柳というのは、現代の水呑み百姓とでもいうべき最下層の安サラリーマンに悲哀に満ちており、我が意を得たりと思うことが少なくありません。 今年は節電要請が無くて本当に良かったと思います。サラリーマン川柳 いちおし傑作選やく みつる,島田 駱舟,第一生命NHK出版サラリーマン川柳 にんまり傑作選やく みつる,島田 駱舟,第一生命NHK出版にほんブログ村 人文 ブログランキングへ
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梅雨明け

なんだか知らないうちに首都圏は梅雨明けを迎えたようですね。 昨日、今日と猛暑でした。 もっとも、今年は節電の要請もなく、エアコンを効かせた部屋で執務しているのでほとんど暑さに苦しめられることはありませんが。 かりにくと 恨みし人の 絶えにしを 草葉につけて しのぶ頃かな うとましく思われた人間関係も、なくなるとなるとさすがにさみしく思われる、そんな微妙な心を歌っています。 しかしそれがなぜ夏であるのかはよく分かりません。  花散りし 庭の木の間も しげりあひて あまてる月の 影ぞ稀なる これはうまいですねぇ。 夏への季節の推移を木立の繁茂する点でとらえ、さらにそこからもれてくる月の光を焦点としたものでしょうか。 いずれも新古今和歌集にみられる曽弥好忠の和歌です。 わがくにびとは古来、どの民族よりも季節感を大切にし、春には花を、夏にはホトトギスを、秋には月を、冬には雪を風流なものとして愛でてきました。 それは今もなお連綿とわが国民に受け継がれ、花見や月見、雪見の酒を楽しむことを良しとしていますね。 私は過酷な夏は苦手ではありますが、日本古来の美意識に従って、ホトトギスでも詠んでみましょう...
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半夏生(はんげしょう)

今日から7月。 まだ本格的な暑さは先のようで、私は長袖で出勤しています。 職場で長袖着用の男は、ごく少数派になってしまいました。 でもまだ半袖では心細いような気がします。 明日は半夏生(はんげしょう)。 半夏という薬草が生えるころ。カタシログサという草の葉が名前の通り半分白くなって化粧しているようになるころとも言われています。 この日までに農作業は一段落し、しばし、農家のみなさんはお休みを楽しめるのだとか。 また、この日は天から毒気を含んだ雨が降るとかで、井戸などに蓋をしたそうです。 さらに、熊野などではハンゲと呼ばれる魑魅魍魎が跋扈する日ともされ、必ずしもおめでたい日ではないようですね。 汲まぬ井を 娘のぞくな 半夏生 江戸期の俳人、池西言水の俳句です。 なんとなく禍々しいというか、不気味な趣の句ですね。 この時期、湿気が高く、食い物は腐りやすいし、洗濯物は乾かないし、なんとなく不快だし、それらの要素が、半夏生を好ましからざる時季と捉えたものと思われます。 しかしそんな不快な季節をも、不気味とはいえ趣があると感じてきたわがくにびとの心性に、深く心を打たれます。池西言水の研究 (研究叢...
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