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百夜行

昨夜は東野圭吾のベストセラー小説を映画化した「百夜行」を観ました。 ある廃屋で背中を刺されて死んでいるのが発見された質屋の店主。 店主と愛人関係にあったと思われる女が自殺の疑いが濃い事故で死ぬと、この女を犯人として事件の捜査は終ります。 しかし、何か腑に落ちない刑事。 この刑事を、船越英一郎が抑えた芝居で演じて見事です。 名優だったのですね。 そして、お金持ちの家の養女となった犯人の娘と、中学在学中に家出した被害者の息子。 この二人には、不思議な接点がありました。 その絆を生きがいにする被害者の息子と、貧乏暮らしに戻ることを怖れるあまり、冷酷なまでに上昇志向を強め、着実に出世していく犯人の娘。 20年にも及ぶ物語りが、淡々とつづられます。 刑事が定年退職して後、初めて、ある有力な証言を得、事件の意外な真相を知ることになります。 そこには、少年少女時代に築いた被害者の息子と加害者の娘の絆が、深く影響していたのです。 あまりに長い物語りを、よく二時間半にまとめたものだと思います。 堀北真希の冷たい演技よりも、船越英一郎の滋味深い演技が心に残ります。 当代一流のストーリーテラーの手になる上質...
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デッドクリフ

昨夜は山岳ホラー「デッドクリフ」を鑑賞しました。 クロアチアに山登りにやってきた男女5人。 登山口まで来ると通行止めになっていました。 まともな山男ならここで引き返すところ、腕に自信のある一人の男がいきなりロッククライミングで登り始めます。 男はするすると岩を登り、ロープをたらして残り4人を登らせます。 とりあえずは登山道に入ったらしく、あとは元気よく登り続けますが、名物の細い橋を順番に渡るうち、最後の一人のときにワイヤーが切れてしまいます。 ロープをつたってどうにか渡り切りますが、5人の間に不穏な空気が漂います。 と、ここまではあくまで山の恐怖を描いた映画。 ここから先、どういうわけか謎の殺人鬼が登場し、男女を殺しまくっていきます。 どういう事情でか、山で人間を狩って暮らしているらしいのです。 結局5人中4人が殺され、犯人も殺され、一人が行方不明という残念な結果に終わります。 殺人鬼を山の上のほうに持ってくるのは無理があると思います。 滅多に人は来ないし、だからこそ殺せませんよね。 山の恐怖に特化したほうが良かったのではないかと思います。デッドクリフ ファニー・ヴァレット,ジョアン・...
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サスペリア・テルザ 最後の魔女

今日は雨の休暇。 朝一番で散髪に行き、レンタル店に寄りました。 今日観たのは、「サスペリア・テルザ 最後の魔女」。 「サスペリア」・「インフェルノ」に続く魔女三部作の完結編と銘打たれていました。  教会の墓地での発掘の最中、魔女の遺品入れが出てきて、それを空けたことにより最強の魔女、涙の母が復活し、ローマ中を恐怖と混乱に落としいれ、遺品入れを空けた博物館学芸員で霊能者でもある女が涙の母を倒す、というじつに単純な物語りです。 前2作に観られた悪魔的な美しさは皆無で、俗っぽいオカルト・アクションという感じでした。 もう少し演出を抑えないと、恐怖は生まれませんよ。サスペリア・テルザ 最後の魔女 アーシア・アルジェント,ダリア・ニコロディ,ウド・キアー,モラン・アティアス,イチカワ・ジュンABSORD MUSIC JAPAN(K)(D)サスペリア ダリオ・アルジェントハピネット・ピクチャーズインフェルノ リー・マクロスキー,アイリーン・ミラクル,アリダ・ヴァリ,エレオノーラ・ジョルジ,サシャ・ピトエフ20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパンにほんブログ村 ↓の評価ボタンを押して...
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エクソシスト 祓魔師

昨夜は和製悪魔祓いの映画「エクソシスト祓魔師」を観ました。 安っぽい映像とへたくそな演技が恐怖を盛り上げましたねぇ。 ある女性を彼女にしたくて、メフィストと契約した大学生。 しかしその後、メフィストは彼女に取りついてしまいます。 精神病院を転々としながらも、症状は悪化。 母親は日本キリスト教団に頼ります。 しかし、司祭はメフィストの魔力に敗れて死亡。 司祭の遺言によって、今はもう司祭を辞めているある男に頼ります。 この男がなかなか素晴らしい。 いくらメフィストが憑いているとはいえ、二十歳の女性を殴るは、縛るは、暴行としか思えません。 じつは彼には無敵である秘密がありました。 メフィストを倒すために、サタンこと堕天使ルシファーと契約を結んでいたのです。 メフィストはゲーテの「ファウスト」によって有名になった悪魔ですね。 意味は異臭を好む者、だとか。 ファウストはメフィストと契約にしたことで、魔道に落ちていきます。 それにしてもメフィストを倒すためにルシファーと契約するとは、日本人ならではの、糞味噌いっしょみたいなアイディアですね。 日本神話でいえば、素戔嗚尊を倒すために天照大神と契約する...
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冷酷処刑人

おどろおどろしい邦題と強烈な暴力描写で観る者を圧倒するバイオレンス巨編「冷酷処刑人」を昨夜観ました。  レイプ物のアダルト・ビデオに出演し、ヘロインを打たれて死亡した娘への復讐のため、父親が立ち上がります。 その冷酷さは比類のないものです。 ビデオ男優、監督、スタッフ、挙句の果てにはアダルト・ビデオの仲買人まで有無を言わさず殺害してしまいます。 それはもう、呆れるほど。 ビデオ制作に関わった者たちは一様に、お前の娘は金欲しさに自らビデオ出演に応募したのだし、ヘロインを打ったのも緊張するから打ってほしい、と娘から懇願されたからだし、撮影後、ヘロイン中毒とみられる症状を起こした時、ただちに救急車をよんでいる、おれたちに落ち度はない、と言い張ります。 冷静に考えて、父親の情け容赦のない暴力よりも、アダルト・ビデオ業者の言い分に分があります。 今時金欲しさ、あるいはテレビ・タレントへのきっかけ作りのためにアダルト・ビデオに出演したがる女は佃煮にするほどいますし、そもそもアダルト・ビデオ制作は合法です。 ヘロインを使ったことが唯一違法ですが、それも無理やり打ったのと、本人から懇願されて打ったので...
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