今日届いたDVDを観ました。
私が今一押しの出口夏希が出演している映画「万事快調 オール・グリーンズ」です。
女子高生3人を中心とする物語ですが、これまで出口夏希が出演してきたような恋愛青春映画やドラマとは一線を画しています。
彼女が主演の麗しい物語を期待すると肩透かしをくらいます。
まず、彼女たちは金儲けのために学校の屋上で大麻を栽培して売りさばこうと言う犯罪によって結びついています。
また、恋愛沙汰は端役の芋兄ちゃん二人のゲイだけです。
東海村の底辺工業高校に通う高校生たち。
彼ら彼女らはいずれも都会に出たがって、郷土をクソだと言い続けています。
でもきっと、平凡に一生を東海村で過ごすのだろうと言う予感に怯えてもいます。
それで地元を出るための資金を手っ取り早く稼ごうと、女子高生ラッパーが、憧れる地元ラッパーから盗んだ大麻の種を植えて収穫、乾燥させて売りさばくのです。
それはある程度まで成功します。
そもそも言い出しっぺのラッパー志望の女子高生がイカレテいます。
始終煙草をふかし、昼間からスト缶を手放しません。
高校生の頃問題飲酒者だった私が言うのも変ですが、学校でスト缶はないでしょう。
映画好きで事故により小指を無くした女子高生を出口夏希が演じていますが、こちらは母親が精神に異常をきたしています。
唯一大麻栽培に難色を示した女子高生は農家の一人娘で、将来は婿を取って農業を継ぐよう期待されて、発狂寸前です。
田舎の底辺高校に通っているからと言って、みんながみんな鬱屈した思いを抱えて生きているというわけではありません。
この映画ではそういう風に描かれているというだけで、都内の私立高校に通っていた私も鬱屈し、ゆえに問題飲酒者となりました。
場所はあまり関係無いような気がします。
この映画は非行と呼ぶには悪すぎる少女たちを描いて、ドン引きです。
しかしそれだけに、出口夏希という女優を飛躍させる力があるかもしれません。
女子高生役ばかりをもう5年以上やっていますが、もう彼女も24歳。
芝居の幅を広げる効用はあったかと思います。