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ハイド・アンド・シーク

昨夜、DVDでロバート・デ・ニーロ主演のサイコ・ホラー「ハイド・アンド・シーク」を観ました。 ロバート・デ・ニーロ演じる精神分析医の妻が、夫と幼い女の子を残してバスルームで手首を切り、自殺してしまいます。 心に深い痛手を負った父娘は思い出が多すぎるニューヨークから、郊外の別荘地へと引っ越し、出直しを試みます。 しかしシーズンオフの別荘地はあまりにも閑散としています。 9歳の女の子は森で、チャーリーという友達ができます。 しかしチャーリーは、画面に登場しません。 女の子がチャーリ-と仲良しになった、と父に言うだけです。 チャーリーと友達になった途端、奇妙な事件が頻発します。 猫が殺されたり、バスルームに父を責める落書きが書かれていたり。 精神分析医の父は、チャーリーは女の子の病んだ精神が作り出した想像上の人物だと分析し、数々の不気味な出来事はチャーリーの仕業と信じる娘自らが起こしたものであると考え、娘を治療しようと試みます。 はたしてチャーリーとは何者か。 父娘を想像を超えた悲劇が襲います。 女の子を演じた子役が、無表情で不気味です。 怪演と言ってよいでしょう。 デ・ニーロはやや大げさな...
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女優霊

Jホラーの金字塔にして不滅の名作、「リング」の中田秀夫監督の出世作「女優霊」を観ました。 長らくDVD化が待たれていた幻の作品です。  とにかく、怖い。  ある映画を撮影していて、ラッシュ・フィルムに未現像の映像が映っていることに、新人監督が気付きます。 そこに写っている女優、監督はどこかで見たことがありますが、思い出せません。 未現像フィルムのことを気に掛けながら、撮影に没頭する監督とスタッフ。 しかし、未現像フィルムに写っていた女の幻影に悩まされるようになり、ついには撮影所で悲劇が起きます。 撮影所というのは、学校や総合病院と並んで、怪談の舞台によく使われますね。 この映画でも、ベテランの技師が変に怯えていたりして、雰囲気を盛り上げます。 何より映像に気品と緊張感があり、どこが怖いというのではなく、すべての画面から恐怖がにじみ出てきます。 日本人の大好きな長い黒髪の美人の霊がでてきますよぉ。 中田秀夫監督という人はホラーの天才ですね。 恐らく相当の怖がりとみました。 怖がりでなければ、怖い映画なんて作れません。 怖がりだからこそ、何が怖いかよく知っているのでしょう。 私は多くのホラ...
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セブンD

昨夜、DVDで「セブンD」を観ました。  幼い息子を事故で亡くした夫婦が、都会から田舎の一軒家に引っ越して、心機一転やり直そうとします。 しかしその一軒家はいわくつき。 28年前に不可解な事件が起きています。 妻は神経症を患い、小説家の夫はスランプです。 妻は自分が7日後に死ぬという幻覚に怯え、夫はそんな妻にいらつきながらも小説の執筆にいそしみますが、だんだんと夫も狂気に侵されていきます。 舞台装置は、一軒家の夫婦と冬閉鎖されるホテルの管理を請け負った家族という違いはありますが、夫が小説家で、家に巣食う狂気に侵され、やがて家族に刃を向ける、というストーリーは、ジャック・ニコルソンの怪演が光るキューブリック監督の名作「シャイニング」を彷彿とさせます。  「シャイニング」のような第一級の作品と比較すると見劣りがしますが、可もなく不可もなく、そこそこ楽しめるホラー作品になっていると思います。セブンD アマンダ・プラマー,ショーン・パートウィー,ニック・ブリンブル,アマンダ・ウォーカーエムスリイエンタテインメントシャイニング 特別版 コンチネンタル・バージョン ジャック・ニコルソン,シェリー・...
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シー・ノー・イーヴル

プロレス団体、WWEで活躍するレスラー、ケインが大暴れするホラー「シー・ノー・イーヴル」を観ました。 一応、少年時代、キリスト教を狂信する母親から虐待されたがため、ケインが悪と信じた人物を殺しまくる、というオチがついていますが、そんなことはどうでもよく思えるほどの、見事な殺人鬼ぶりです。 ジェイソンもフレディもブギーマンも裸足で逃げ出すほどの残虐ぶり。 ケインの母親がまたいっちゃっていて、素直に楽しめるスプラッター・ホラーです。  スプラッターといえば、13金のジェイソンが君臨し、ニューヨークでムーンウオークを披露したり、宇宙にまで行っちゃったり、出会うはずのないフレディと死闘を繰り広げたり、その恐怖はもはや馬鹿馬鹿しいスラプスティック・コメディの域に達していますが、今作のケインもなかなかどうして見事なコメディアンぶりです。 最後にケインの死体に野犬が小便をひっかけるあたり、怖いというより笑うしかなく、ホラーファン必見のやりたい放題。 ただし、ホラーがお嫌いな方にはお勧めできません。 馬鹿馬鹿しいうえにグロいからです。 恐怖と笑いは紙一重だと実感させてくれる、名作です。シー・ノー・イー...
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ダークネス

次の日曜日が休日出勤のため、今日は代休。 朝っぱらからDVDを観ました。 「ダークネス」です。 スペインのある村で、40年前、7人の子供が行方不明になり、一人だけが発見されます。 しかしその子供の証言はなんとも曖昧で、事件解決に結びつきません。 一人残った子供はアメリカに渡りますが、40年のときを経て、故郷に戻ってきます。 物語はそこから始まります。 幽霊屋敷のような、スペインの片田舎の家。 そこでミステリアスな事件が頻発します。 長女がその謎に挑みます。 そして、暗闇と邪悪と力強さを求めるカルト集団に突き当たります。  本格的なオカルト・ホラーで、なかなか興味深いですが、あまりにも出し惜しみしているため、一般的には評価は低いでしょう。 「エクソシスト」や「オーメン」シリーズのような、エンターテイメント的なオカルト・ホラーではありません。 しかしヨーロッパならではの重苦しさやオカルトの力強さは、なかなか面白いと思います。ダークネス ジャウマ・バラゲロ,フェルナンド・デ・フェリペアミューズ・ビデオエクソシスト ディレクターズカット版 エレン・バースティン,リンダ・ブレア,ジェーソン・ミラ...
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CUBE ZERO

昨夜は「CUBE」の続編というか解説編というか、「CUBE ZERO」を観ました。 「CUBE」はスタイリッシュで美しく残酷な、完成された作品でした。  「CUBE ZERO」では、立方体に入れられる人々を死刑囚とし、死刑執行か立方体に入るかを自らの意思で選んだうえで、記憶を消されて立方体に入る、と説明しています。 本作の主人公は立方体で苦しむ死刑囚ではなく、それをモニターで監視する下っ端役人。 顔さえ見たことのない幹部からの命令で、立方体を動かしたり、殺人トラップを仕掛けたりして、さまざまなデータをとります。 そのデータが何に使われるかは全く分かりませんし、どんな組織がCUBEを運営しているのかもわかりません。 あるとき、下っ端役人の一人が立方体に無実の女がいることに気づき、自ら立方体に入り、彼女を救出しようとします。 そのことを発見したホワイトカラーの中堅幹部が初めてモニタールームに現れ、ゲシュタポを彷彿とさせるいかにもな嫌らしい役人風を吹かせます。 そして、下っ端役人はCUBEの恐ろしさに改めて気付かされるのです。 前作、「CUBE」で観られたスタイリッシュな美しさはありません。...
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CUBE

昨夜、DVDで「CUBE」を観ました。 立方体の各面にドアが一つ。 その立方体に六人の男女が同じ作業着のような服を着て、目覚めます。 なぜそこにいるのか、誰が連れてきたのか、連れてきた者の意図は何なのか、立方体はどういう構造になっているのか、謎だらけです。 6つあるドアを開け、中をのぞきこんでみると、同じように各面にドアがある立方体です。 ただし、ドアには9ケタの数字が刻まれています。 ドアを開け、他の立方体に入ってみる男女。 しかし立方体には、安全な立方体と、罠を仕掛けられた立方体があることに気付きます。 罠は、誰かが入ってくると硫酸が吹き出てくるものだったり、音がすると無数の槍が突き出てくるものだったり。 いずれにしろ、命を奪われる危険性が高い罠です。 9ケタの数字に数学科専攻の女子大生が挑みます。 素数なのか、因数分解による解に秘密があるのか、暗号か。 安全な立方体を選んで進むうち、六人は疑心暗鬼に陥ります。 この中にこの企みの首謀者あるいはスパイがいるのではないか、永遠にこのキューブ(立方体)地獄から抜け出せないのではないか。 六人はあるいは主導権を握ろうとし、あるいは自暴自棄...
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隣の家の少女

昨夜はかなりきついDVDを観ました。 「隣の家の少女」です。 暗黒作家とも言われるジャック・ケッチャムのベストセラー小説を映画化したものです。 実際に1950年代にアメリカで起きた事件を題材にしています。  両親を事故で亡くした高校生と小学生の姉妹が、親戚の家に引き取られます。 その家の家族は中年の婦人と四人の息子だけでした。 初めのうちこそうまく生活していますが、やがて婦人は姉妹、とくに姉に辛くあたるようになります。 そんな頃、隣の家に住む12歳の少年と姉が知り合い、友達になります。 婦人の姉に対する態度は尋常なしつけの閾を超え、虐待になっていきます。 少年と少女は美しい田園風景のなかでザリガニをとったり、絵を描いたり、親交を深めていきます。 おそらく少年にとっては初恋だったのでしょう。 しかし婦人は姉が生意気だとして地下室に軟禁。 ついには両手を縛ってつるし、思春期の息子たちに命じて全裸にしてしまいます。 さらには逃亡を図ったとの理由で息子たちに少女を強姦させ、焼けるナイフで姉の腹に「私は淫売です」と彫り、バーナーで姉の陰部を焼いてしまいます。 隣家の少年は一部始終を見るように婦人...
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アウトレイジ

昨夜、北野たけし監督の最新作、「アウトレイジ」をDVDで鑑賞しました。 世界の北野の作品といえば、賛否が分かれる激しい暴力シーン。 この映画はヤクザの権力闘争を描いて過激です。 だいたい悪役しか登場しません。 全員暴力的で戦闘的。 ヤクザに内通している暴力団対策の警察官からして、いやなやつです。 子分であろうと親分であろうとおのれの出世のためには容赦なく裏切ります。 実際のヤクザ社会とは違う、架空のヤクザ社会だろうと思われます。 生き残るのは、経理に長けた英語ぺらぺらのインテリヤクザと、好感度の高い三浦友和。 面白いといえばこれほど面白い映画はなく、いやな映画といえばこれほどいやな映画もありません。 北野作品独特の静かで青みがかった映像が、暴力映画なのに詩的で美しい。 でも結局一番怖いのは、国家権力の陰にかくれてやりたい放題をやりつくす警察です。 結局国際社会も大人の社会も子供の社会も原理は同じ。 強い者が得をする。 そして誰もが強い者になりたがる。 私はそういう人間社会に嫌気がさしました。 サラリーマンながら、ご隠居のような、世捨て人のようなスタンスで生きていきたいと思います。アウト...
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マシニスト

昨夜は暗いDVDを観ました。 「マシニスト」です。 一年も不眠に悩む旋盤工の役を、「バットマン」のクリスチャン・ベールが演じています。 この役のために30キロもの減量をしたというその姿は、絶滅収容所を生き残ったユダヤ人や、バターン死の行軍を生き残った日本兵のような凄惨な痩せ方です。 一瞬モノクロかと見間違えるほど暗い映像は、独特の灰色と青が印象的で、この映画の雰囲気を盛り上げています。 不可解な出来事が頻発し、何者かに陥れられようとしていると悩む旋盤工を癒してくれるのは、旋盤工が通い詰める娼婦と、空港のウエイトレスだけ。 しかしその二人に対してさえ、自分を陥れる組織の一員なのではないかと疑惑の目を向けます。 職場では同僚を罵倒し解雇されます。 孤独と絶望のなか、旋盤工を襲う不可解な出来事のなぞが明かされます。 雰囲気が抜群に良いサイコ・サスペンスです。 主人公の苦悩が、痛いほど胸に突き刺さってきます。 そして最後まで謎めいたシーンが連続し、観る者はまるで迷宮を彷徨うかのごとくです。 ただ、オチは平凡です。 オチの平凡さを考慮しても、お薦めの一作です。マシニスト スコット・コーサーアミュ...
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U.K.M.

今日は所用があって午後から休暇をとりました。 用事はすぐに終わり。 早速DVDを観ました。 「U.K.M.」です。 米陸軍の秘密施設。 そこでは、アドレナリンを大量発生させる物質を兵士に投与し、凶暴性と肉体的頑強さを持った殺人鬼に仕立て上げる実験を行っていました。 4人の志願兵が連れてこられ、それぞれ量を変えて薬を投与します。 かつて湾岸戦争で英雄だった軍曹が薬を投与された第1号なのですが、彼は精神に異常をきたし、施設内の牢に閉じ込められていたのですが、脱走します。 おかしくなっていく志願兵、暴れまわる軍曹、事態を収拾しようとする施設の責任者である少佐。それに薬を開発したマッドサイエンティスト。 B級ホラーらしい馬鹿馬鹿しさが味わえます。  ただ、設定に難があります。 実際の軍の施設だったら、もっと抜かりなく実験を進めるでしょう。U.K.M. マイケル・マドセン,マック・フィフィ,スティーブ・アブケル,ヴィクトリア・ネストロヴィッツ,エリン・マチンノンギャガ・コミュニケーションズ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
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メモリー 殺戮のビジョン

昨夜はDVDで「メモリー 殺戮のビジョン」を鑑賞しました。 殺戮のビジョンというサブタイトルがついていますが、残虐シーンや殺害シーンはありません。  ある秘境の部族に伝わる粉。 この粉は強力な幻覚作用があり、部族ではその粉を摂取すると先祖の目を得て、過去の出来事をありありと見ることができる、と信じられています。この部族の調査をしていた人類学者が瀕死の状態で病院に担ぎ込まれ、認知症の研究をしている医師が患者に接触したことで、粉を吸引してしまいます。 人類学者は全身に粉を塗っていたのです。 すると、医師は不思議なビジョンに悩まされるようになります。 突如気絶するように眠りこけ、少女を誘拐しては仮面を作り、殺害する犯人の目で、犯罪を見るのです。 それも何度も繰り返し。 それは30年前から始まり、現在もなお続く未解決の連続少女殺人事件でした。 前半、やや単調なのですが、後半になって物語が一気に進みます。 観ていて追いつけないほどです。 数々の謎が提示されては解決されていきます。 最後は正統派ホラーのような厳粛さがありました。 デニス・ホッパーがパッケージにアップで写っていますが、出番はあまりな...
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パラノーマルアクティビティ 第 2章 TOKYO NIGHT

昨日は久しぶりに映画館に足を運びました。 「パラノーマルアクティビティ 第 2章 TOKYO NIGHT」を鑑賞しました。 第一作はサンディエゴで同棲するカップルの物語でしたが、今回は東京都杉並区で暮らす姉弟の物語。ぐっと身近になりました。 父親は長期出張中で、母親はいないようです。 姉の部屋でラップ音や物が勝手に動くなどの超常現象が頻発。 やがてそれは弟の部屋でもリビングでも、所かまわず発生するようになります。 神主によるお祓いを受け、その後4日間は何事もなく、お祓いは成功したかに思いますが、5日目から再発。 しかも今度は姉の肉体をあやつるようになります。 そして、悲劇的な結末。 最後まで相手の正体や意図はわからないままです。 だからこそ恐ろしい。 浪人の弟とOLの姉との会話がじつに自然です。  前作との関係は、姉がサンディエゴを旅行中、前作の被害者と不幸な接触をしていること。 おそらくそのとき、何者かが前作の主人公から姉に憑依したものと思われます。 前作以上の衝撃はありませんでしたが、舞台が身近な東京ということで、すんなり入れました。「パラノーマルアクティビティ 第 2章 TOKY...
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ラマン

昨夜DVDで「ラマン」を鑑賞しました。 恐怖映画やサスペンスばかり観ている私には珍しく、15禁の官能的な映画です。 17歳の誕生日、ある少女が三人の中年男と愛人契約を結びます。 その理由は明らかにされませんが、全体の印象からは、一種の自分探しのようなものであろうと予感されます。 ミステリアスな少女は素性を明かさず、中年男たちによってハナコと名付けられます。 男たちは、それぞれA・B・Cと記号で名乗ります。 男たちはあらゆる時、あらゆる場所で少女の肉体を求め、まるで少年のように無邪気にその遊戯を楽しみます。 そして18歳の誕生日、少女は男たちから去っていきます。 少女の偽悪めいた心のひだが、詩情豊かにつづられます。 難をいえば、男たちがはしゃぎすぎな点でしょうか。 「ラマン」といえば、1920年代のフランス領インドシナを舞台にした貧しい15歳のフランス人少女と裕福な中国人実業家の青年との性愛と交流を描いた映画が有名ですね。 こちらはずいぶん昔、映画館で観ました。  どちらも単にロリコン的関心にとどまらない文芸作品に仕上がっています。  中年になって思うのですが、少女愛にしろ少年愛にしろ、...
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ハート・ロッカー

昨夜、DVDで「ハート・ロッカー」を観ました。 大ヒット作「アバター」を抑え、アカデミー賞6部門を受賞した戦争大作です。  2004年、イラク。 爆発物処理班の若い兵士三人が死と隣り合わせの危険な任務についています。 勇敢というより無謀な班長。 班長と対立する慎重派の黒人兵。 死を極端に怖れ、精神的に不安定な若い白人兵。 映画は、戦争物とは思えないほど、静かに、淡々と進みます。 爆発のシーンや戦闘シーンはありますが、オリバー・ストーン監督の名作「プラトーン」に見られるようなリアルな迫力も、フランシス・コッポラ監督の異色作「地獄の黙示録」に見られるような戦場の狂気も、感じさせません。 そこに爆弾があり、米兵がそれを処理する様が、まるで事務員が電卓をたたくような単調さで描かれるのです。 正直、面白い映画ではありません。 当たり前かもしれませんが、米兵を美化していて、イラクの庶民への同情が感じられません。 ただ、今もイラクやアフガニスタンで、こうしたことが行われていることを思うと、どんなホラー映画よりも怖ろしく感じられます。ハート・ロッカー ジェレミー・レナー,アンソニー・マッキー,ブライア...
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