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ホテルチェルシー

DVDで「ホテルチェルシー」を観ました。 新婚旅行でニューヨークにやってきた夫婦がホテルチェルシーに宿泊するのですが、妻が寝ている間に何者かに夫が殺されてしまいます。 妻は泣きながら刑事に証言します。 その証言の場面や、新婚旅行に旅立つ前の夫婦の様子がコマ切れに映し出されます。 警官かと思いきや偽物だったり、暴漢かと思いきや警官だったり、赤の他人かと思いきやかつての恋人だったり、複雑な人間模様が息をもつかせぬスピードで加速していきます。 だまされた、という意味では「アフタースクール」以来、見事にだまされました。 意外な結末というのは、この映画のためにある賛辞です。 疑り深い方、ぜひご覧ください。ホテルチェルシー 長澤奈央,鈴木砂羽,ヒロ・マスダエースデュースアフタースクール 大泉洋,佐々木蔵之介,堺雅人メディアファクトリー↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
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ブラック・ダリア

昨夜、「ブラック・ダリア」を観ました。 1940年代後半のL.A.を舞台にした本格的サスペンスです。 ファイアーとアイスと呼ばれる元ボクサーの刑事コンビが、女優を夢見る少々おつむの弱い若い女性の無残な死の謎を追います。 遺体は口が耳まで裂け、内臓が抜かれていたのです。 捜査中、アイスの前に被害者とうり二つの富豪の娘が現れます。 アイスは富豪の娘にのめり込んでいきます。 アイスはかつて有名なボクサーだったことから、娘の家族に紹介されます。娘の母親はヤク中で、妹は卑猥な絵ばかり描く変わり者です。 富豪一家の闇、ファイアーの秘密、ファイアーがかつて逮捕した男の釈放、二重三重の謎が、複雑な人間相関図と絡み合って、もうわけが分からなくなります。 ストーリーとタイトルからは、もっと退嬰的な、雰囲気のある映画かと思ったのですが、どこか突き抜けた明るさがあるのはなぜでしょう 子どもの頃から感じていたのですが、シャーロック・ホームズとかアガサ・クリスティとか、本格的な謎解きの殺人劇というのは、謎を解くのが前面に押し出されて、恐怖や暗い美しさなどが際立たないように思います。 同じ殺人劇でも、本格的サスペン...
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ナイン

今日はわけあって有給休暇。 面倒な用事は後にして、まずはDVD鑑賞です。 作品は「ナイン」。 9人の男女が無作為に選ばれて拉致、ある豪邸に閉じ込められます。 9人のうち、一人だけが豪邸から出ることができ、しかも500万ドルの現金を得ることができます。 ゲームは簡単。生き残ればいいのです。 最初は紳士的に打開策を練っていた9人。 しかし、リーダーシップを発揮していた警官がいざこざから命を落とすと、疑心暗鬼の地獄絵図が展開されていくのです。 今流行りのシチュエーション・ホラーですね。  今は亡き怪優デニス・ホッパーが温厚な老神父を演じて秀逸です。 オチは予想どおりで、全体的に凡作の感が否めませんが、デニス・ホッパーがスパークするかと思いきや、わりと抑えた演技に終始したのがご愛嬌です。 シチュエーション・ホラーは最近乱発気味で、元祖の「SAW」シリーズも6作目ともなるとだんだんお笑いになってきました。 このジャンルはそろそろ終いにしたらどうでしょうか なお、同タイトルの作品で10分おきに死んでいく映画とは別物ですのでご注意ください。NINE -ナイン-  こっちが今日観たやつです。スージー・...
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アイヒマン・テスト

アイヒマンといえば、ナチのユダヤ人収容所所長で、長く逃亡していましたが捕えられ、裁判で自分は命令に従っただけであり無罪である、と主張した人物です。 世間では極悪非道の冷酷漢とされていますが、当時のナチの将校が果たして国の政策に人道的見地から反対することが可能であったかといえば、極めて困難で、私がアイヒマンの立場にあれば躊躇なくユダヤ人を虐殺したでしょう。 DVDで「私の中のアイヒマン」を観ました。 ある女子高の演劇部が、「アンネの日記」を演じるにあたって、当時の過酷な状況を体験するため、OGである女優の指導のもと、収容所の所長、兵隊と、捕虜に役割を決め、ロールプレイを一週間行うという心理サスペンスです。 いわゆるアイヒマン・テストを地で行ったわけです。 女子高生たちは役割にのめりこみ、狂気に突入していきます。 7人の女子高生とOG、演劇部顧問の女性教師の、女性しか登場しない華やかな映像が、醜くゆがんでいきます。 アイヒマン・テストの当然の帰結です。 人間が役割を与えられると、驚くべき適応を示します。 地位が人を育てる、とか言われるやつです。 高い地位につけば偉そうに、低い役割であれば卑...
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おそいひと

「おそいひと」を観ました。 なんとも評価の難しい映画です。  重度の脳性麻痺を持つ障害者が主演する殺人劇です。 モノクロの詩情あふれる映像で、切なげな音楽を背景に障害者の日常が淡々と描かれます。 ある日、ヘルパーに女子大生が来るようになり、主人公の暗い欲望が噴出し、ついには連続殺人を引き起こすにいたります。 障害者が同時に怖ろしい殺人犯であるというのは、なにも不思議なことではありません。 殺人鬼がたまたま障害者であったというだけです。 それなのに、なぜか違和感を感じます。 私のなかに、障害者は可哀そうな善人だ、という偏見があったからでしょう。 偏見を打ち砕く力がこの映画にはあります。 それにしても、障害者でもあるこの役者、目の演技に凄味があります。 無邪気な目をしたかと思えば、とてつもなく邪悪な表情を浮かべます。 この表情の演技だけでも、一見の価値ありです。 おそいひと 住田雅清,とりいまり,堀田直蔵,白井純子,福永年久ビデオメーカー  ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
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ケース39

昨夜、衝撃のサスペンス・ホラー「ケース39」をDVDで観ました。 38件の案件を抱えるレニー・ゼルヴィガー演じるソーシャル・ワーカーが、39件目の案件を上司に押し付けられます。 児童虐待が強く疑われる少女を引き取ることにしたソーシャル・ワーカー。 少女と一緒に暮らし始めてから間もなく、少女の異常なまでの心理洞察力に気付き、やがて怖ろしい事件が起こります。 レニー・ゼルヴィガーというと、「ブリジッド・ジョーンズの日記」の印象が強すぎ、今回のようなシリアスな物語には適さないのではないか、とも思いましたが、観ているうちに、違和感はなくなりました。 少女に同情的で、少女の両親に不信感を抱いていたソーシャル・ワーカーが、ほどなくして精神病院に入院中の両親にアドヴァイスを求めに行くシーンは印象的です。 少女を演じた子役が、子供らしい邪悪さをうまく演じていました。 邪悪な子供というと、「オーメン」シリーズや「エスター」を思い浮かべます。 それらに比べて本作は謎解きの部分は弱いですが、より衝撃的な内容になっています。 満足いく出来栄えでした。ケース39 スペシャル・コレクターズ・エディション レニー・...
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カイジ

DVD鑑賞をしました。 藤原達也主演の「カイジ」です。  友人の借金の保証人になったことから膨大な額を用意しなければならなくなり、命がけのギャンブルに参加します。 ラストの、金貸しの幹部を演じる香川照之とのカードゲームによる一騎打ちは圧巻でした。 低賃金労働への風刺も効いていて、サスペンス・コメディーといった趣でした。カイジ 人生逆転ゲーム 通常版 藤原竜也,天海祐希,香川照之,山本太郎,光石研バップ
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ゴースト・ファンタジー

夏といえば怪談ですが、22年前の邦画で、幽霊とのふれあいを優しく描いた佳品があります。 「異人たちとの夏」です。 まだハリウッドの名作「ゴースト」が製作される前の作品です。  妻と別れた風間杜雄演じる中年男が、死んだはずの両親に再会します。 両親は主人公と同年輩です。 下町の小さな借家で、主人公は懐かしい両親と、昔ながらの生活に触れます。 浅草ですき焼きをごちそうになったり、小言を言われたり。 主人公は両親との甘い時間に陶酔していきますが、次第に衰弱していきます。 衰弱の様子を見て、ここが潮時と、両親はあの世に戻っていくのです。 両親との二度目の別れです。 そのとき、中年男は人目もはばからずに泣くのです。 両親との再会と時を同じくして、中年男は新しい恋人を得ており、恋人との関係も良好なのですが、両親との別れのあと、恋人は・・・、後は小説なりDVDなりでお楽しみください。 多分この映画の後、幽霊と親和的な物語が展開する映画やドラマが増えたように思います。 怖いだけではない、切ないゴースト・ファンタジーです。異人たちとの夏 山田太一松竹ホームビデオ異人たちとの夏 (新潮文庫)山田 太一新潮...
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ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女

スウェーデンの大型サスペンス「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」を観ました。 スウェーデンの孤島で40年前に姿を消した少女。その真相を探るべく、記者と天才ハッカーの女が雇われます。 美しく、そして寒々しい孤島の自然を背景に、怖ろしい謎が少しずつ、明らかになっていきます。 ユダヤ人差別、快楽殺人、近親相姦、児童虐待、尊属殺人、大企業の闇、様々な要素が複雑に絡み合って、まるでフルオーケストラのように圧倒的な迫力をもって大団円へと突入していきます。 難をいえば、大風呂敷を広げすぎたこと。少し嘘っぽくなっています。同時に、大作ならではの鼻につく感じが気持ち悪いですね。小品のような、浪漫的美は感じられません。 それでも、サスペンスとして第一級の作品です。ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女 ノオミ・ラバス,マイケル・ニクヴィスト,スヴェン・バーティル・トープ,ステファン・サウクアミューズソフトエンタテインメント
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スペル

今朝、仕事に行く準備万端整えて、20分くらい横になったら、爆睡してしまいました。 やむを得ず、今日はぽか休です。 そこで、DVDを観ました。 「スペル」です。  「死霊のはらわた」の名匠サム・ライミ監督渾身の一作です。ストーリー展開、恐怖シーン、ラストのオチ、どれをとっても最高です。 多分ホラーファンではない人たちを想定して作られたのではないか、と思わせるような、古典的な作りには、安定感があって、安心して観ていられます。 作り物としての恐怖譚という意味では一流です。スペル コレクターズ・エディション アリソン・ローマン,ジャスティン・ロング,ローナ・レイヴァー,ディリープ・ラオ,デヴィッド・パイマー東北新社死霊のはらわた サム・ライミJ.V.D.↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
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ディセント

サバイバル・パニック・ホラーの金字塔、「ディセント」及び「ディセント2」を一気に観ました。 昨日リワークのOB、野郎ばかり8人で久しぶりに飲み、今日は休暇をとったのです。 前人未到の洞窟に探検と称して入っていく女たち。 洞窟の暗闇と狭さにパニック気味になり、仲間割れやいさかいを起こしながら、どんどん奥底へと進んでいきます。 そして洞窟の奥には、暗闇で生きてきた生物がいて、女たちを恐怖に陥れます。 閉所、暗闇、アップダウン、仲間割れに加えて未知の生物。 もうB級ホラーとしては最高です。 女たちが未知の生物たちに対してどんどん戦闘能力を高めていくのが笑えます。 べつに化け物ではないので、そんなに強くないのです。 彼らにしてみれば、洞窟の奥深くで暗闇に適応して平穏に暮らしていたのに、ライトを持ちこんできゃあきゃあ叫んで仲間を殺して回る女たちのほうがよほど化け物に見えたし、怖かったことでしょう。THE DESCENT ニール・マーシャルエイベックス・マーケティング・コミュニケーションズディセント2 シャウナ・マクドナルド,ナタリー・メンドーサ,クリステン・カミングス,ギャヴァン・オハーリヒー,...
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ホワイトアウト

今日も暑いです。 昼に冷やし中華を食いました。 涼しい。 でもまだ暑い。 そこで、とびきり寒い南極を舞台にしたサスペンスを鑑賞しました。 「ホワイトアウト」です。 織田雄二が出ているやつではありません。ハリウッドのやつです。 アメリカの南極基地で連続殺人が発生します。 基地にいるただ一人の警官(なかなかの美人です)が事件解決のため、奔走します。 巨大なキャタピラーで事件現場に向かい、吹雪に取り残されそうになったり、吹雪の南極でロープにつかまりながら犯人と格闘したり、犯人が吹雪に飛ばされ、やっと事件解決かと思ったら、もっと深い謎に気付いたり。 見せ場満載で、サービス精神旺盛です。 南極という極限の地で、美しいオーロラと悪夢のような猛吹雪を背景に繰り広げられる殺人劇は、見ごたえ十分です。 かなり完成度の高い作品です。 昭和基地のみなさんに観てもらったら、なんというでしょうね。ホワイトアウト ケイト・ベッキンセイル,ガブリエル・マクト,コロンバス・ショート,トム・スケリットワーナー・ホーム・ビデオ
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インセプション

昨日は久しぶりに映画館に足を運びました。 ディカプリオと渡辺謙が出ている話題の映画「インセプション」です。 他人の夢の中に入り込んで、情報をぬすんだり、ある思いを植えつけたりすることを仕事とするディカプリオに、実業家の渡辺謙がたいへん難しい仕事を依頼します。 ディカプリオはチームを組んで、この仕事に挑みます。 ディカプリオの亡き妻は、夢に溺れ、夢と現実との区別がつかなくなり、自殺しており、ディカプリオは夢に再三現れる妻の幻影を悩みます。 このあたり、ヴェンダースの「夢の涯てまでも」を連想させます。 アクションが主体の映画ですが、夢に入り込む、という難しいテーマを、うまくまとめていると思います。インセプションサントラワーナーミュージック・ジャパン夢の涯てまでも ウィリアム・ハート,ヴィム・ヴェンダース電通
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プレイ

昨夜はDVDで「プレイ」を観ました。 舞台は現代日本の廃校ですが、そのテイストは、純日本風の怪談ですね。 麻薬の売買をするための資金を得ようと、女の子を誘拐する男女。 しかし、女の子の家に電話をかけると、娘は一年前に亡くなった、と言われます。 ではこの少女はいったい何者か 母校でもある廃校で、怨みを残して死んだ者、生者を温かく見守る霊、怯える誘拐犯とその一味が織りなす浪漫的恐怖物語。 誘拐犯同士の裏切り。男女関係のもつれ。 複雑な要素が混ざり合って、物語は盛り上がっていきます。 ホラーファンには抑えた演出が物足りないかもしれませんが、血がやたらと出て、むやみに人が死ぬハリウッドのホラーに食傷気味だった私には、ちょうど良い味わいでした。プレイ/pray 小川智子ポニーキャニオン
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となり町戦争

「となり町戦争」を観ました。 サスペンスのコーナーにありましたが、コメディですね。それもあまり出来の良くない。  田舎の隣接する町が戦争を始め、それにまつわる悲喜劇を描こうとして、それが陳腐になってしまった、というところでしょうか。 筒井康隆の小説、「東海道戦争」と設定がやや似ていますが、「東海道戦争」は関西と関東の戦争を描いてスラプスティック・コメディに徹しているのに対して、「となり町戦争」は安い反戦思想みたいなものが見えて楽しめませんでした。 ただ、主人公の上司(砂漠の国で戦争経験あり)が、「戦争って、ハリウッドのスターがやるんじゃなくて、そこらのおっさんや若造が女子供を巻き込んでやるんだよね。殺し合いじゃなくて、ひょいっと死んじゃうの」と言っていたのが印象的でした。となり町戦争 江口洋介.原田知世.瑛太.菅田俊.飯田孝男.余貴美子.岩松了.小林麻子角川エンタテインメント東海道戦争 (中公文庫)筒井 康隆中央公論社
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