映画 道化死てるぜ
朝っぱらから珍しくアイルランドの映画を観ました。 ほとんど笑ってしまうような残酷描写が売りの、ホラー・コメディにちかい作品、「道化死てるぜ」です。 原題は「Stitches」というのですが、イカシた邦題を付けたものです。 トムの10歳の誕生日パーティに呼ばれた道化師が、子供たちの悪戯と不幸な事故のせいで死んでしまいます。 その後トムはトラウマに苦しむのですが、16歳の誕生日、どうしても開けなかったパーティを思い切って開き、10代の男女大勢でパーティを楽しんでいる最中、死んだはずの道化師が蘇り、パーティ会場で復讐のための殺人を繰り返す、という他愛も無いものです。 しかし、恋、友情、イジメなど、青春物特有の甘ったるい題材が描きこまれ、ついでに若さ溢れる少女たちのお色気シーンもあったりして、滑稽なほど残虐なシーンと併せて、痛快娯楽作に仕上がっています。 さらに言えば、これは青春の幻影を描いたジュヴナイルとして観ることができ、中年オヤジの私は、ホラーなのに切なくなってしまいました。 失って分かる若さの輝きと、才能の無い不運な道化師との対比が見事です。 私はなぜか、禿げで醜いピエロにシンパシーを...