文学

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焼酎

すっかり秋めいてきました。 涼しくなり、寒くなると、一段と酒が旨く感じられ、晩酌もつい過ぎてしまうことがあります。 昨夜がそうでした。 土曜日ということもありますし。 白玉の 歯にしみとおる 秋の夜の 酒は静かに 呑むべかりけり 私が偏愛する歌人、若山牧水の短歌です。若山牧水歌集 (岩波文庫)一彦, 伊藤岩波書店 私の酒も、静かなものです。 昨夜は、中おちと鯵の昆布〆で焼酎のロックを4杯やりました。 今朝は少々だるい朝となってしまいました。 それでも朝食はしっかりといただきました。 蛍イカの沖漬けと生卵、それに小松菜の煮びたしで、飯を2膳食しました。 一時期48キロまで落ちた体重が、最近は54キロまで回復。 だいぶ力がでるようになった気がします。
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運転免許

今日は休暇を取って自動車運転免許の更新に行ってきました。 幕張の免許センター、いつ行っても混んでいる印象でしたが、きょうはいつにも増して激混みでした。 おそらく、コロナの影響で免許センターが業務を止めた時期があって、三か月まで有効期限が延長となり、その延長も終わり、本来の8月生まれや9月生まれの人だけでなく、延長組が押し寄せたのが原因かと思われます。 激混みということはネットで調べて知ってはいましたが、これほどとは・・・。 8時40分について、整理券をもらったのですが、その整理券には10時頃受付と書いてありました。 1時間20分もの間、建物に入ることすら許されません。 免許を取ってから初めて電車で行きました。 駐車場が大変なことになっているらしい、と書いてあったからです。 実際、駐車場周辺は大渋滞。 電車にして本当に良かった。 10時になって建物に入れました。 入場制限をしているせいか、その後はわりとスムーズに進みました。 講習が終わって新しい免許をもらえたのが13時過ぎ。 ひどく腹が減っていたので、食堂でカレーライスを食しました。 まずいことは覚悟していましたが、本当にまずくて、嗤う...
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椅子

昨夜は晩酌が過ぎたのか、少々だるい朝でした。 あるいは不規則な天候も原因の一つかもしれません。 最近、私の部屋に謎の黒くて小さな粒を見かけるようになりました。 それがいよいよひどくなり、原因を探ると、事務用椅子のキャスターのところの一部が欠けており、ずいぶん前から少しづつ進行していた様子です。 この椅子、25歳で一人暮らしを始める時に購入したもので、じつに25年間も使っていたことになります。 さすがに寿命と見えて、買い替えることにしました。 私が住むマンションから徒歩でほんの5分ほどの場所に、大型の家具屋があります。 そこに行ってみると、じつに様々な椅子があります。 わずか3,000円ほどの物もあれば、革張りで何十万円もの高級品まで。 いちいち座ってみて座り心地を確認したところ、11,000円の椅子が気に入りました。 高い物は社長室にでもあれば似合うのでしょうが、私の部屋のパソコン・デスクの前に置くと、でかいばかりで機能的ではありません。 購入することを決めました。 古い椅子は500円で引き取ってくれるとのことで、車に載せてきたので、即日、新しい椅子の登場となりました。 古い椅子、よく...
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三島由紀夫VS全共闘

暑いなか、久しぶりに映画館に出かけました。 観たのは、「三島由紀夫VS全共闘」です。三島由紀夫vs東大全共闘―1969-2000三島 由紀夫藤原書店 これは東大の駒場キャンパスで行われた三島由紀夫と全共闘との討論会の記録と、当時を知る元全共闘や元盾の会の人々へのインタビューで構成された、ドキュメンタリーです。 なんだかNHKスペシャルのような映画でした。 私が生まれたのは1969年。 全共闘運動華やかなりし頃で、政治の季節なんて呼ばれていたそうですね。 当然、赤ん坊であった私には記憶がありません。  しかし、自民党や米国が本気で赤化を心配するほど、運動は盛り上がっていたようです。 三島由紀夫はボディビルや剣道で体を鍛え上げ、盾の会という民兵組織まで作って自衛隊へ体験入隊を繰り返すなど、左がかった連中とは正反対の立場を貫いていました。 日本文化の源は天皇制にあると断じてもいました。 その三島由紀夫が、千人もの全共闘学生が待つ講堂に単身乗り込み、討論会を行います。 屁理屈ばかりこねまわし、時には三島由紀夫を嘲笑し、挑発する全共闘学生たち。 大学生ですから仕方ないのでしょうが、幼稚な論理です...
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ホトトギス

ようやっと、土曜日を迎えました。  朝は6時に起きて朝風呂。 そして朝飯。 朝酒といきたいところですが、そこはぐっとこらえて散歩に出かけました。 帰宅して、ゆっくりと、熱い珈琲を飲みつつ新聞を読みました。 もうすでに来ていると思われるコロナの第2波やら、習近平の国賓来日の話だとか、ろくなニュースはありません。 新聞に触れて、この世は苦しいことばかりなのかと嘆きます。 苦しいと言えば、精神病に悩まされていた頃、寛解にいたればすべてが薔薇色になると信じていました。 そんなはずがないのに。 病的な状態が普通に戻るだけで、普通とはかつて私が住んでいた苦界であり、そこに戻るだけのこと。 味気ない仕事と味気ないマンション暮らし。 花を愛でることも鳥の鳴き声に心躍らせることもありません。 まして歌心など。 夏草は 茂りにけれど ほとぎす などわが宿に 一声もせず 新古今和歌集に見られる短歌です。新古今和歌集―ビギナーズ・クラシックス (角川ソフィア文庫 88 ビギナーズ・クラシックス)小林 大輔角川学芸出版 今、夏の気配は濃厚になりつつあり、しかし私の住むマンションにはホトトギスの声も聞かれません。...
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酒呑み

また一週間が始まりました。 嘆きの週頭なんていう言葉もありますが、今日はわりと調子が良かったと感じます。 昨晩の晩酌を、いつもより一杯少なくしたのが良かったようです。 酒飲みとは、お祝いだと言っては酒を飲み、不幸があったと言っては酒を飲み、嬉しいから酒を飲み、悲しいから酒を飲み、何事もなくても酒を飲むものです。 酒を呑むのに理由は要らぬ。 呑みたいだけ呑めばよい。 世に酒飲みはあまたあれど、私は若山牧水ほどの酒飲みをほかに知りません。  朝酒ややめむ 昼酒せんもなし 夕方ばかり 少し飲ましめ 朝二合・昼二合・夜6合の酒を欠かさなかったと聞き及びます。 それが節酒をおもいたったのですね。 一方で、こういうのもあります。 飲むな飲むなと 叱り叱りながら 母がつぐうす暗き 部屋の 夜の酒のいろ 相当の酒飲みです。 多くの名歌を残した歌人、酒はやめられなかったやあめられなかったらしく、42歳で早死にしています。若山牧水歌集 (岩波文庫)一彦, 伊藤岩波書店若山牧水随筆集 (講談社文芸文庫)若山牧水講談社 私は父が亡くなってから、酒ばかり飲んで食わずにいたら、24キロも体重がおちてしまいました。...
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逃げ恥

さっきまで、「逃げ恥」と略されるTVドラマを観ていました。 なんとなく、観るともなく観ていたら、結構引き込まれました。 新垣結衣と星野源との恋愛が主たるストーリーですが、サブ・ストーリーと言うべきものがあって、それは49歳のキャリアウーマンを演じる石田百合子と、17歳も年下の男との恋愛模様。 じつは私は石田百合子と同い年。 それもあって、サブストーリーを興味深く観ました。 アラフィフであることを理由に、17歳年下の男の熱情を断り続けるキャリアウーマン。 若さを失ったゆえの悲哀が、そこはかとなく感じられます。 私はと言えば、ずいぶん流されてしまったなと感じているということ。 学生時代は学校でふらふらと漂い、就職してからは自分を殺して厳しい社会の中を浮遊してきました それで、気が付いたら50歳になっていました。 私はかつて、若さを楽しんだことがあっただろうかという根源的な問いを、自らに課さざるを得ませんでした。 真昼日の ひかり青きに燃えさかる 炎か哀し わが若さ燃ゆ 若山牧水の若い頃の短歌です。 若さを真夏ととらえています。若山牧水歌集 (岩波文庫)一彦, 伊藤岩波書店 倉橋由美子は名作...
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短夜

ただでさえ短い夏の夜。 私はまたしても午前3時に起きるという早朝覚醒を起こしてしまいました。 私の夜はどれだけ短いのでしょうね。 夜は疲れてしまって何もする気が起きず、風呂も最近はもっぱら朝入っています。 さっき、飯を仕掛けて風呂に入りました。 飯はそろそろ炊ける頃。 良い香りがキッチンに漂っています。 風呂上りの火照った体を冷房で冷やしつつ、亡き父の書斎から頂戴してきた「俳諧古選新選」などを紐解いています。俳諧古選新選三宅嘯山東亜堂 短夜や まだ濡れ色の 洗い髪  江戸時代の俳人、三宅嘯山の俳句です。 なんとも色っぽい句ですねぇ。 私は精神を病んでから、色っぽいことや艶っぽいことが起きることはなくなり、その道についてはすっかり無縁になってしまいました。 あるいは老化でしょうか。 今はただ、古人の和漢雅俗に親しんで、無聊をかこつばかりです。
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よろづを投げ捨てて

我が身、五十余年を過ごし、夢のごとし、幻のごとし。 既に半ばは過ぎにたり。 今はよろづを投げ捨てて、往生極楽を望まむと思ふ。 今様を集めた「梁塵秘抄」に見られるものです。 今様とは、今流行っている歌という意味で、平安時代末期の流行歌と言うべきものです。 流行歌だけあって、恋の歌なども多くみられますが、極楽往生を望む歌が多いように感じます。梁塵秘抄 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫)後白河院KADOKAWA 冒頭の今様は、もっと長いのですが、後略としました。 遊びや愛欲の世界に生きて五十を過ぎた男が発心し、極楽往生を望む今様です。 私もまた、8月で51歳になります。 発心を起こさぬどころか、まだまだ遊び足りない気分ですが、平安時代には50歳と言えば、老人の部類だったのでしょうね。 人生の終わりを予感すれば、極楽往生を遂げたいと思うのは人情と言うべきで、まして仏教が人々にとって身近な存在であった平安時代には、当然のことだったのでしょう。 現代では仏教と言えば葬式くらいしか思い浮かびません。 私は寺で生まれ育ちましたが、仏教について詳しくはありません。 それでも、死が...
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憂き人

私が双極性障害(昔で言う躁うつ病)に罹患していることは、何度もこのブログで告白してきました。 とは言っても、激しい躁状態は、一度しか経験がありません。 とにかく気持ちが高ぶって、じっとしていられない状態で、最初は病識がありませんでした。 うつ病が治ったくらいにしか。 しかし、主治医によるとそれは立派な病気で、治療をしないと大借金を負うほどギャンブルをやるか、風俗遊びに狂うか、大酒をくらうか、あるいはその全部をやるかして身の破滅を招くと言うのです。 いわゆる飲む・打つ・買うの三道楽というやつですね。 それで、恐怖に打ち震えた私は、素直に主治医が処方した躁を抑える薬を飲み始めました。 以降、躁状態は出現していません。 考えてみれば、うつにしろ躁にしろ、元々は高貴な感情ではなかったでしょうか。 うつは憂愁、メランコリー、などに通じる状態で、人間にのみ与えられたもの。 ものを考えたり感じたりするとき、人はメランコリーに沈みます。 だからこそ、哲学者はいつも難しい顔をしているのでしょう。 憂愁というもの、過ぎなければどこか気持ちの良いものです。 一方、躁状態にあるとき、人は立派な仕事を成し遂げた...
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ものうき日影落つる時

私が就職した約30年前、22歳の頃、体重は53キロでした。 身長は165センチと小柄で、やせ型でした。 その後多少の増減はあったものの、概ね体重をキープしてきました。 ところが36歳~40歳頃にかけて、双極性障害のうつ症状で3度も半年以上にわたる病気休暇を繰り返し、その間、食っちゃ寝生活を続けた結果、20キロ以上太り、74キロにまでなり、糖尿病の治療を開始しなければならない状態にまで陥りました。 その頃父が他界。 そのショックで食欲が極端に失せ、酒ばかり飲んでろくに食わない生活を続けた結果、わずか1年で体重は48キロにまで減少。 変な言い方ですが、飲酒ダイエットみたいな感じです。 やたらと寒がりになり、力が入らなくなりました。 これではまずいと思い、無理をして食うと戻してしまうの繰り返し。 体重はなかなか戻りませんでした。 しかし、人間というもの、どんなショックを受けても、時の流れとともにそれは和らぐようにできているようで、少しづつ体重は増え、今は53キロに戻りました。 それとともにすこしづつ、嗜好が変化してきました。 まず、珈琲を好むようになったこと。 前は珈琲を飲むとドキドキするの...
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赤き死

今、世界はコロナで大騒ぎ。 私の職場でも、会議はすべてメール審議で、一部の職種では在宅勤務が認められています。 学生の頃、エドガー・アラン・ポオの「赤死病の仮面」を原文で読む、という講義を受けました。  先生はインド哲学者で、食うために色々な大学で非常勤講師として英語を教えている、学者ゴロみたいな人でした。 講義中、先生は不謹慎な発言をしました。 「赤死病の仮面」は、黒死病(ペスト)をモデルにした小説にからめて、伝染病の話を始めました。 先生の説によると その先生が、講義中、不謹慎な発言をしました。 すなわち、伝染病は増えすぎた人類を淘汰するためのもので、神の見えざる手によるものだ、というのです。 したがって、伝染力が強く、致死率が高いほど良い病気だ、とも。 今、新型コロナの大流行を見て、先生の言葉を思い出しました。 もちろん、先生の説には賛同できません。 しかし、30年も前の、先生のシニカルな表情を鮮明に覚えていることに慄然とします。 もしかしたら、心の深い部分で、先生の説に感銘を受けたのかもしれない、と思って。 いつ私自身が感染するかもしれないと思うと、先生の発言は真にふざけた言葉...
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めでたさも

明けましておめでとうございます。 きょうから令和2年。 しかし私の心境は、小林一茶の、 めでたさも 中ぐらいなり おらが春 という気分です。 そのせいか、年末年始の休みに入ってから、酒量が増えています。 今年は節酒に励もうと思います。
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痛々しい

今日は体を起こすことが出来ず、休暇を取りました。 二日酔いというわけでもなく、理由が分かりませんが、とにかく起き上がれなかったのです。 朝飯も昼飯も食わず、夕方5時まで眠り続けました。 原因を探っても仕方ありませんが、うつのサインのような気がしてなりません。 日中、うつらうつらしながら、なぜか高校から大学にかけてのころの夢を見ました。 あの頃の私から見たら、今の私は絶望的な状況に見えるでしょうね。 小説で一発あてようと野望を抱いていましたから。 それが木っ端役人として薄給に甘んじていると知ったら? 夢のなかの少年の私は、自信満々でした。 それが今となっては痛々しい。 懐かしい、という感情は湧いてきませんでした。 今の私には、とにかく出勤することが大事。 明日こそは、出勤しましょう。
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愁いつつ

愁いつつ 岡にのぼれば 花いばら 与謝蕪村の俳句です。 夏休みが終わり、出勤しました。 想像以上に気持ちが沈みます。 仕事の能率も上がりません。 ただ、明日から3連休。 月曜日が一斉休暇なので。 3連休が終われば、本格的に仕事モードになります。 今の私に耐えられるでしょうか。 愁いつつの生活も、もう3か月以上になります。 おそらく、うつ状態の再発なのでしょうね。  しかし、まだ長期病気休暇を取るほどでは無いと思っています。 だましだまし、低空飛行で続けられたら、また気持ちも上がってくると期待しています。 異動させてくれれば、ありがたいんですけどね。  8月20日は産業医面談があります。 そこで異動を願い出ようと思っています。
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