文学

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鏡の中は日曜日

先般読んで非常な感銘を受けた「ハサミ男」の作者、殊能将之の本格ミステリ「鏡の中は日曜日」を読みました。鏡の中は日曜日 (講談社文庫)殊能将之講談社 これを読んで、私は懐かしい気分になりました。 小学校高学年の頃、学校の図書室にあったシャーロック・ホームズシリーズや、エラリー・クイーン、アガサ・クリスティのミステリを熱心に読んでいたからです。 その後私は本格ミステリに興味を失い、読むことがなくなりました。 「ハサミ男」はどちらかというとホラー・サスペンスの趣があり、興味深く読んだので、同じ作者の小説を読んだわけです。ハサミ男 (講談社文庫)殊能将之講談社ハサミ男 豊川悦司/麻生久美子東宝 フランスの詩や本邦の短歌、考古学に知識が豊富なことがよく分かる、教養のある作家です。 それだけに文章にも品があってしかも読みやすい。 夢中で読んで、文庫本560ページの長編を一気に読んでしまいました。 しかし、私はやはり本格ミステリに興味を失っているようです。 要するに、面白いだけなのです。 明日には内容をわすれてしまいそうです。
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本心

かねて読み進めていた平野啓一郎の「本心」を昨夜読了しました。 平野啓一郎と言えば、大学在学中に「日蝕」でデビューし、同作で当時史上最年少で芥川賞を受賞しました。日蝕・一月物語(新潮文庫)平野 啓一郎新潮社 その流麗でやや難解な文章から三島由紀夫の再来とまで言われました。 私もその作品を読んで、とんでもないやつが出てきたと思った記憶があります。 しばらく平野作品を読まないでいたのですが、数年前「ドーン」という作品を読んで、違和感を覚えました。 擬古典的で美的な作品が、近未来SFみたいになっていたからです。 作家の興味関心は大きく変わり、人類はどこへ行くのか、ということをテーマにしているように思いました。ドーン (講談社文庫)平野 啓一郎講談社 で、今回読んだ「本心」。 これも近未来を描いた作品です。 最愛の母を事故で喪った29歳の青年。 深い喪失感から、VF(ヴァーチャル・フィギア)を作成する会社に頼んでVFの母親を作り、毎日ゴーグルを付けて母と会話します。 VFの母親は会話を通して学習し、本物の母親に近づいていきます。 母親は事故で亡くなっていますが、自由死という制度を使った自殺を考え...
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消えない月

昨日、人事異動の内示がありました。 私は動きませんでしたが、私が信頼する部下が異動することになり、ショックを受けています。 東大卒で記憶力が良く、気が利く人でした。 そろそろ30歳になろうかという女性です。 後任はなんと54歳で、職場でも有名なヒステリックなおばさんです。 ヒステリックなだけではなく、仕事が杜撰でミスが多い人です。 私と同期で、大ベテランですが、就職したばかりの頃とあまり変わっていません。 年度末はただでさえ憂鬱なのに、優秀な部下が去り、ミスだらけのおばさんが来ると言うことで、立ち直れません。 午前中は憂鬱を吹き飛ばそうと近所をひたすら歩き回りました。 少しは気が晴れたかというとそうでもなくて、来年度一緒に働いてみなければ何とも言えません。 午後は気楽に読めるミステリを読みました。 「消えない月」という本を読みました。 ストーカーを扱った小説で、ストーリーはそこそこ面白いのですが、文章が稚拙です。 ラノベみたいな感じです。消えない月 (角川文庫)畑野 智美KADOKAWA 世の中にはおよそ面白くない内容なのに、うっとりして生理的快感を覚えるほどの名文を書く人がいます。 ...
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荻窪メリーゴーランド

昨夜は歌集「荻窪メリーゴーランド」を読みました。荻窪メリーゴーランド木下 龍也太田出版 35年くらい前になるでしょうか、俵万智が「サラダ記念日」という口語の歌集を出して論争が巻き起こりました。 新しい短歌だ、とか、なぜ自由詩で書かず、三十一文字に載せるのか、だとか。 当時大学生で国文学を学んでいたのですが、高名な歌人でもある岡野弘彦先生という方から源氏物語を勉強していました。 岡野先生、古い歌人の代表として俵万智と比較されて激怒していました。サラダ記念日 (河出文庫 227A BUNGEI Collection)俵 万智河出書房新社 懐かしい思い出です。 そんな論争が嘘のように、今では口語短歌なんて当たり前の物になっているようです。 「荻窪メリーゴーランド」は男女の歌人が歌を詠みあう相聞歌のような体裁を取っています。 男の歌人が木下龍也という人で女は鈴木春香という人。 初めて目にする名前です。 相聞歌によって、一組の男女の恋の始まりから悲劇的な終わりまでを描いて、まるで短編小説のような趣を醸し出しています。 もちろん短歌ですから、細部は分かりませんが。 財布を無くした女が交番を訪れたの...
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死の時間

昨夜は江藤淳による愛妻を看取った手記「妻と私」と自分史的な「幼年時代」それに福田和也、吉本隆明、石原慎太郎、3氏による江藤淳への追悼文が所収された文庫本を読みました。 200ページ足らずということですぐに読み終わりました。妻と私・幼年時代 (文春学藝ライブラリー)江藤 淳文藝春秋 江藤淳という高名な文芸評論家の名前くらいは知っていましたが、敬して遠ざけ、ついぞ読んだことがありませんでした。 文芸評論を読むくらいなら、文芸作品を読んだほうが良いと思っていたからです。 このたびその著作を読むことになったのは、書店で見つけてなんとなく、というのが実態です。 「妻と私」は末期がんに侵された妻を看病し、看取り、さらには妻亡き後著者自らが大病して闘病する様子を描いたものです。 その筆には鬼が宿ったがごとき迫力があって、読む者を圧倒します。 江藤夫妻には子供がおらず、二人だけで、夫婦と言うより同志愛のようなもので結ばれて生きてきたような印象を受けます。 妻を看病しながら、時間は日常的な時間と生死の時間という分類ができ、しかも生死の時間は死の時間にならざるを得ないと言うことに気付いたことが語られます。...
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ハサミ男

三日ほどかけて、ミステリの傑作と呼ばれる「ハサミ男」を昨夜読み終わりました。 以前、もう15年ほど前に映画版を観たことがあるのですが、その時の印象はまぁまぁ面白かったかな、という程度のものでした。 改めて原作を読んでみて、物語の重層性やミステリでありながら高い文学性を持った文章に深い感銘を受けました。 タイトルは陳腐と言ってもよいくらいですが、中身はまったく違います。 先日本屋を訪れた際、帯に、「古典にして大傑作! えっまだ読んだことが無い!?」という煽情的な言葉が並び、つい、買ってしまいました。 結果、大当たりだったというわけです。ハサミ男 (講談社文庫)殊能将之講談社ハサミ男 豊川悦司/麻生久美子東宝 女子高生を絞殺し、その後喉にハサミを突き立てる、という殺人が2件発生。 警察の捜査も虚しく3人目の犠牲者が出てしまいます。 警察は当然同一犯の犯行と見て捜査を始めますが、どこか奇妙です。 3人目の殺害現場には喉に突き立てたハサミと同じ物がもう一つ落ちていたり、ハサミの先を鋭角に研磨していたのが、荒かったり。 そして3人に共通しているのが、全く性的暴行の跡が見られないことです。 この物...
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予言の島

昨夜はホラー・サスペンスを読みました。 「予言の島」です。予言の島 (角川ホラー文庫)澤村伊智KADOKAWA 1970年代にオカルト・ブームというのがありました。 小学生だった私はモロにその影響を受けています 「オーメン」シリーズや「エクソシスト」等のホラー映画、ノストラダムスの大予言、それに横溝映画シリーズの大ヒット等がその一端です。 昨夜読んだ「予言の島」、横溝作品とよく似ています。 作者は横溝ファンを公言しているらしいですから、当然かもしれません。 思わせぶりでやや冗漫な前半。 謎が深まり、引き寄せられてく後半。 そして畳みかけるようなスピード感でグイグイ読ませるラスト。 まるで教科書のようなホラー・サスペンスです。 堪能しましたが、今後この作者の作品は名画「来る」の原作、「ぼぎわんが、来る」だけ読めばいいかなと思います。 何と言うか、教科書的なだけに、面白くはあっても雰囲気が無いのです。来る岡田准一ぼぎわんが、来る 比嘉姉妹シリーズ (角川ホラー文庫)澤村伊智KADOKAWA 昨日買った3冊に加えて以前購入してまだ読んでいない本があります。 それらを読むのが楽しみです。
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化物園

昨夜は恒川光太郎の連作短編集「化物園」を読みました。 7つの短編が収められています。 一つ一つの作品は独立した物語ですが、同じ化物が登場することによって、連作と見做すことができます。 同じ化物とは言っても、猫だったり蛇だったり、果ては顔が無く、数センチ浮いているものだったり、見た目は様々ですが、それらは同じ物です。 この短編集の圧巻は、最後に掲載されている「音楽の子供たち」の迫力でしょうね。化物園恒川光太郎中央公論新社 「音楽の子供たち」によって、それまでは明かされなかった化物に関することが分かります。 化物は人間が誕生するはるか以前から存在する物であって、その姿は変幻自在であり、かつては人間を喰らうこともあったことが示唆されます。 その後異形の化物は人間世界の片隅で息をひそめ、長く、人間との関係を保ってきました。 人間によって化物はどう変わるのか、また、化物によって人間はどのような影響を受けるのか、それらがぼんやりと描かれます。 人間と化物との距離感が良い感じです。 この作者ならではの、どこか寂しさを感じさせる、メランコリーとでも言うべき雰囲気が漂っていて、良い連作短編集であったと思...
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真夜中のたずねびと

昨夜は恒川光太郎の短編集「真夜中のたずねびと」を一気読みしました。 この作家の作品の多くが異界と現実を行き来するような幻想的なものですが、昨夜読んだ短編集は趣を異にしていました。 つまり、現実世界で起きるミステリーの要素が極めて強く、異界との繋がりはほんのわずかばかり示唆されるだけなのです。 また、一つ一つが独立した短編になってはいますが、ある作品の主人公が別の作品の端役で登場したりして、緩やかな連作と読むことが出来るようになっています。 幻想的な要素が満載の恒川作品を期待すると肩透かしをくらいます。 作家の作風は年とともに変わっていくものです。 この短編集を興味深く読みはしましたが、もしこの路線を突っ走るようなら、私はこの作者から離れていくような予感を覚えます。真夜中のたずねびと(新潮文庫)恒川光太郎新潮社
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躁鬱大学

昨夜は「躁鬱大学」という文庫本を一気に読みました。 現在は双極性障害と呼ばれ、かつては躁鬱病とよばれていた疾患を持つ人が書いた、双極性障害患者やその家族向けに書いたものです。 「カンダバシ語録」と言う物をテキストにして15回、双極性障害患者の生き方や物の考え方を講義する、という体裁を取っています。 ここでは著者は双極性障害という言葉は使わず、古い名称の躁鬱病と言っています。 これは躁鬱病のほうが実態に近い言葉であるからだろうと思います。 さらには躁鬱人と非躁鬱人という概念を作り出し、やや過激な書きぶりが面白く感じられます。  ・躁鬱病は病気というよりも一種の体質。  ・特有の滑らかな対人関係の持ちようは躁鬱病の証拠。  ・中高時代より好調と不調の時期があったはず。  ・躁鬱病の人は我慢するのが向きません。「この道一筋」は身に合いません。  ・一つのことに打ち込まず、幅広く色んなことをするのが良いでしょう。  ・気分屋的生き方をすると気分が安定する。  ・自分の気持ちが動いたものにふっと手を出す。  ・法に触れないことなら何でもしてみましょう。 これらはカンダバシ語録の一部です。 ただし...
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白昼夢の森の少女

昨日読み始めた恒川光太郎の短編集「白昼夢の森の少女」を今日の昼休みに読み終わりました。白昼夢の森の少女 (角川ホラー文庫)恒川 光太郎KADOKAWA 作者が後書きで書いていましたが、アンソロジー等に収載された短編を集めたものということで、バラエティーに富んでいました。 ほんの数ページの物から50ページほどの物、ホラー小説然としたものから私小説っぽい物。 いずれも興味深く読みました。 この作者、「スタープレーヤー」シリーズなど、長編も書いていますが、最も面白いのは短編から中編くらいの物なのだと思います。スタープレイヤー (角川文庫)恒川 光太郎KADOKAWA
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箱庭の巡礼者たち

もう4年前のことになりますか。 今の職階に上がるのとほぼ同時に、世界はコロナ禍に見舞われました。 私は悪い気にあたると、ひどく気分が落ち込む悪い癖があります。 コロナ禍の気も、非常に悪いものでした。 それに加えて昇任によるストレスが加わり、私は小説を読む気力を失ったのでした。 読書という悪癖から逃れられて幸せだ、なんて空元気を出していましたが、精神が一時的にせよひどく衰えたものと思います。 しかし最近コロナ禍も収まりつつあり、加えて今の職階にも慣れ、少しづつ気力が充実してきたところ、村上春樹の新作「街とその不確かな壁」が上梓され、これを読むことによって長く続いた小説を読まない生活を終わらせることが出来たように思います。街とその不確かな壁村上 春樹新潮社 今日は私が敬愛する作家、恒川光太郎の「箱庭の巡礼者たち」を読みました。箱庭の巡礼者たち (角川書店単行本)恒川 光太郎KADOKAWA この作家は「夜市」という小説でデビューし、私は衝撃を受けました。夜市 (角川ホラー文庫)恒川 光太郎KADOKAWA その後この人の小説を次々と読みました。 現実と異世界を行き来する人々の世界をイマジネ...
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街とその不確かな壁

昨夜、村上春樹の最新書下ろし長編「街とその不確かな壁」を読み終わりました。街とその不確かな壁村上春樹新潮社 小説を読むのはじつに久しぶりです。 私は自身をハルキストだとは思っていませんが、ほとんどの著作を読んでいるので、その気はあるのかもしれません。 数日前のブログで、この作品は2つの世界が同時並行的に語られ、最後に融合する、変形的なメリー・ゴーランド方式を取っており、初期の名作「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」との類似を認めたが、読む進むうちにそうではないと思った、という意味のことを書きました。 しかし読了して作者自身の手による後書きを読んだところ、「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を意識して書いたことが明記されていました。世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上下)合本版(新潮文庫)村上春樹新潮社 私はこの重層的で魅力的な物語を高校生の頃に読みました。 その頃、ぼんやりと将来は物語を紡ぐ人になりたいと思っていたのですが、この作品を読んで、こういう物語を書ける人がいるのなら私が物語作者になる意味はないのではないかと思ったことを覚えています。 それほど...
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虚構と夢

今日はどんよりと曇って風は無いながら底冷えのする一日となってしまいました。 朝はいつもどおり6時には起きて、休日恒例の朝湯に浸かってハムエッグと白飯の朝食を食いました。 外出することもなく、久しぶりに読書をしました。 村上春樹の新作「街とその不確かな壁」です。街とその不確かな壁村上春樹新潮社 ハードカバーで660ページの長編で、もう少し若ければ一日で一気に読んでしまったと思いますが、読書をするにも精神の若さが必要で、衰えた私には半分読むのがやっとでした。 残りの半分はこれからの楽しみに取っておきたいと思います。  最初は村上春樹の初期の名作「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」との類似を認めましたが、読み進むうちにそれは誤りであることに気付きました。世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上下)合本版(新潮文庫)村上春樹新潮社 まぁ感想は読み終わってからのことにしましょう。 30代半ばまではいつも読みかけの小説があって、小説を読むのは飯を食うようなものでした。 うつ病を発症してから読書という悪癖から解放され、小説を読む頻度は減りました。 それはなんだか爽やかな気分でした。...
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白梅

なぜだか分かりませんが、今朝は正午近くまで眠ってしまいました。 私はどちらかというと朝型人間なのですが、珍しいこともあるものです。 昨夜の酒量はいつもどおりで、深酒したわけでは無いのですが。  12時近くに起きて、最近近所に出来たラーメン屋にお昼を食べに出かけました。 私はこってりした油ぎとぎとのラーメンは苦手であっさりした塩ラーメンを好むのですが、この店、私の好みにドンピシャで、あっさり醤油とあっさり塩しか置いていません。 嬉しい開店です。 昼食後、腹ごなしに近所を小一時間散歩しました。 途中、見事な白梅が咲いていました。 もう春なんですかねぇ。 しら梅に 明くる夜ばかりと なりにけり  敬愛する俳人、与謝蕪村の辞世です。 白梅と春の訪れを寿いでいるわけですが、私はうがった解釈をしていて、白梅ばかりの夜=あの世を暗示しているように思えてなりません。 辞世ですし。蕪村句集 現代語訳付き (角川ソフィア文庫)与謝 蕪村KADOKAWA 私は初春を寿ぐような気持ちの余裕は無く、迫りくる年度末の殺人的忙しさに震え慄いています。 32年働いても年度末の忙しさには慣れることが出来ません。  神経...
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