思想・学問

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義理

かつて、私の職場においては、今日という日、義理チョコなるものをを10個も15個ももらい、それらを食したなら、歯を悪くし、血糖値を上げる、憎むべき日でした。 それがここ10年ばかりの間に廃れてきて、歯にも血液にも害を及ぼさない、爽やかな、というか普通の日になりました。 誠に喜ばしいことです。 義理チョコなるものは廃れてきましたが、世の中には止めてしまったほうが良いように思われる悪習がたくさん残っています。 中元歳暮、年賀状、香典に香典返し。 さらには、さして親しくも無い親戚、友人、知人とのお付き合い。 虚礼、と言ってしまっては大げさでしょうか。 世の中、義理を欠いてわたっていくのは困難で、私自身、これらの面倒事を引きずりながら生きています。 しかしながらスッタニパーダ(原始仏典)において、お釈迦様は、「犀の角のようにただ独り歩め」と説いています。ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫)中村 元岩波書店 同時に、真に優れた友との交友をも重視する文言を残していますが、人間関係から苦悩が生まれることが多いことから、孤独は怖れるものではなく、むしろこれを求めて修行しなさい、ということなのでし...
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過激なものへの憧憬

10月も半ばを過ぎ、すっかり秋めいてきました。 今年は晴れる日が少なくて、なんだか嫌になります。 10月というと、10月事件という、はるか昔のクーデター未遂事件を思い起こします。 錦旗革命事件とも言われ、昭和6年、満州事変の直後に起きた、陸軍の青年将校らによる秘密結社、桜会が画策したものです。 海軍の一部とも結託し、北一輝や大川周明ら民間右翼の大物、大本教などの宗教団体をも巻き込んだ大規模な計画で、時の総理大臣をはじめとして、閣僚らをことごとく暗殺もしくは捕縛し、超国家主義的な軍事独裁政権を目指したものです。 計画は事前に露見し、首謀者たちは捉えられますが、満州に左遷されるなどの処遇を受けただけで、特段処罰されませんでした。 このことは、後の二.二六事件などの重大なクーデターに影響を及ぼしたものと思います。 どうせ大した罰は受けないだろう、みたいな。 ところが、二.二六事件の首謀者たちは、先帝陛下の逆鱗に触れ、弁護士なし、一審のみ、という形ばかりの裁判を受けて処刑されるに至りました。 私は国家主義者でも共産主義者でもありませんが、なぜか過激な思想や宗教に魅せられ、悪事に突き進んでいく者...
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8月15日の物思い

今日は終戦記念日ですね。 今上陛下は近く退位あそばすので、戦没者慰霊の式典に臨席あそばされるのも今年が最後。 私の職場でも、正午に1分間の黙祷が捧げられました。 実際に戦闘を経験した軍人、兵士は、現在では90歳を超えていると思われます。 あと二十年もしたら、第二次大戦を戦った最後の兵士が亡くなった、なんていうニュースが流れることでしょう。 第一次対戦最後の兵士が亡くなったのは、2011年だったと記憶しています。 110歳くらい。 くらい、というのは、私の記憶が定かではないからです。 こうやって、どんなに凄惨な戦いも、自然災害も、人々の記憶からは消え去り、歴史上の出来事になっていくのですね。 戦争や災害に際して、記憶を風化させない、なんて、センチメンタルに大見得を切る人を時折見かけますが、それは無理筋というものです。 その人本人がいくら生涯かけてその悲惨さの語り部として活躍したとしても、後の世の人々は、毎日の生活に追われ、そんなこともあったのだなぁと、どうでも良いことになるであろうこと必定です。 なぜなら、過去の戦争や災害なんて、専門家の研究者くらいしか興味がないし、事実、「源平合戦(前...
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真ん中

仲良く談笑していたトランプ大統領と北朝鮮の3代目、3代目がなかなか核放棄への具体的な行動に出ないことに苛立って、米国は3代目への制裁を緩めようとしません。 人というもの、誠に争いを好むものと見えます。 特に西洋においては、古典論理学において、排中律という考えがあって、物事がどうも対立的であるように思います。 排中律とは、あるものについて、その肯定と否定とがある場合、一方が真ならば他方は偽、他方が真ならば一方は偽であり、その両方のどちらでもない中間的第三者は認められない、という論理法則です。はじめての論理学用語。正しく理解して、とりあえず格好がつくレベルになれる。10分で読めるシリーズMBビジネス研究班まんがびと 今ではさすがに西洋においてもこのような考え方は廃れてきていると思いますが、やたらと訴訟を起こしたり自分の非を認めなかったりするというのは、上のような考えが未だに染みついているのかもしれませんね。 一方、東洋においては、真ん中が良いとされてきました。 孔子が説いた中庸、お釈迦様が示された中道。 どちらも極端はいけません、真ん中を歩きなさい、ということでしょう。論語 (岩波文庫 青...
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1年は短いか?

最近お気に入りの、「チコちゃんに叱られる」という番組で、大人になるとなぜ1年が短く感じられるのか、ということが話題になっていました。NHK  『チコちゃんに叱られる』  チコちゃん パスケースノーブランド品ノーブランド品 子供の頃は、毎日新たな発見や疑問があり、楽しいことも多く、ときめきながら生きているため、1年が長く感じられるそうです。 年とともにときめきは薄れ、早くも19歳くらいから、時間の流れが速いと感じるようになるそうです。 大人は惰性で毎日の繰り返しを生きている、ということでしょうか? しかし、私は1年があっという間に過ぎる、という、よく聞く言説が理解できません。 1年どころか、一か月だって、地獄のように長く感じる、というのが私の偽らざる実感です。 ときめきなんて言うものがあるわけではありません。 惰性の繰り返しだからこそ、長く感じるのだと思います。 1年前なんてはるか大昔だし、1年後は遠い未来です。 もちろん、過ぎてしまえばあっという間、というのは理解できなくもありませんが、今を生きる私たちは、常に過ぎ行く月日を生きているのであって、過ぎてしまった過去を生きているわけではな...
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あり得ない幸福状態

どこの職場もそうでしょうが、4月は業務量が多いうえ、人の異動などもあり、ひどく忙しいものです。 そのせいか、軽いうつ状態が続いています。 今、服薬している薬は気分安定剤と抗不安薬で、抗うつ薬は飲んでいません。 抗うつ薬も出してもらったほうが良いのか、一過性のものだと思うので我慢したほうが良いか、迷うところです。 精神障害(双極性障害)がひどい時は、これさえ治ればバラ色の人生が待っている、と思っていましたが、ほぼ治癒した今、思うのは、バラ色の人生などあり得るはずもなく、ただ普通に戻るだけなのだな、ということです。 ユングは、心理療法について、心理療法の最高の目的は、患者をあり得ない幸福状態に移そうとすることではなく、彼に苦しみに耐えられる強さと哲学的忍耐を可能にさせることである、と述べています。 むべなるかな。 しかし、苦しみに耐えられる強さ、というのは分かりやすいですが、哲学的忍耐とはいかなるものでしょうね。 ユングの心理学から考えると、おそらくそれは全体性を身に着ける、ということではないかと思います。 全体性とは、人間心理のこの部分が理性で、この部分が欲望で、この部分が宗教性で、とい...
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2045年問題

年度が代わり、毎年度仕様が変わるe-Rad(府省共通研究開発管理システム)というシステムに悩まされています。 コンピュータの進化は便利なものですが、おっさんである私にはストレスでもあります。 去年と同じことをやっていたのではおっつかない、というのは、中高年には辛いことです。 近頃、2045年問題、という言葉を耳にするようになりました。  アルファ碁というAIが自ら学習し、進歩することによって、世界のトップ棋士と戦っても負け知らずの存在となり、アルファ碁と人間の対局は行わないことになった、というニュースは、もはや懐かしい感じさえします。 2045年問題とは、自ら学び、進化し、人間を凌駕する知能を身に着けたAIが登場し、さらに加速度的に自らを進化させ、人間には考えも及ばない、過去のSF作品で語られた出来事など易々と可能にしてしまうような、超人的人工知能が登場し、その後の社会の変化は予測もつかず、それは2045年頃実現する、という仮説です。 ここに至れば、私が苦しんでいるシステムの更新など、考古遺物に等しい存在になるのかもしれません。 その時点を技術的特異点(シンギュラリティ)と呼び、それ以...
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合法化と厳罰化

近年、先進諸国では、同性婚、もしくは同性同士での公的なパートナーシップを認める動きが活発になってきました。 多くのヨーロッパ諸国や、米国の一部の州でこれらがすでに認められています。 わが国ではこうした動きは鈍いですが、わが国の場合、同性婚に反対する人が多いと言うよりも、無関心な人が多いせいではないかと思います。 わが国では男色を悪とする見方は伝統的にほとんど存在していませんでしたし、他人の趣味に口出ししない、というのが一般的な態度なのだろうと思います。 明治の近代化以降、欧米の影響もあって同性愛を忌避する風潮が生まれましたが、それはわが国の伝統には反するものです。 仏教においても、同性愛を禁じるような教えはありません。 しかし、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教では、同性愛は神の教えに背くものであるとし、有名なソドムとゴモラの話を持ち出すまでもなく、これら宗教では同性愛は禁忌でした。 これら3宗教では、同性愛は犯罪とされ、時代や場所によっては死刑でした。 長い差別との戦いのなかで、ユダヤ教とキリスト教では、同性愛を禁じる考えは薄れてきましたが、イスラム教国では、今も犯罪とされているのが普...
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メトロポリス的危機

働けば、金を得ます。 金を得れば、酒に化けます。 働く、という無味乾燥なつまらぬことをして、酔いを得るというのは誠に愚かな生活だと思いますが、私はそれを止められません。 1920年代に製作された映画「メトロポリス」では、ごく一部の支配層=脳と、圧倒的多数の労働者=手による世界を描き出し、脳と手を結ぶ物として、心が必要だとしました。メトロポリス / Metropolis CCP-315 アルフレート・アーベル,ブリギッテ・ヘルム,グスタフ・フレーリッヒ,フリッツ・ラスプ,ルドルフ・クライン=ロッゲ株式会社コスミック出版 この映画はSF映画の原点であり、金字塔とも言われます。 21世紀の現代において、脳と手は明らかに分離しているように思います。 そして手である労働者は、ほぼ仕事だけの日々を送り、人間性を失い、虚無に陥っているように思います。 ていうか、私自身が手でしかなく、ほとんどニヒリズムに沈んでいます。 人間が社会的な生き物であり、細分化された仕事を担うことで碌を食むことができるように出来ていますから、これはある程度仕方がないというか、当然に起こり得る現象です。 では、労働だけ、みたい...
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宗教とカルトを分かつもの

最近、おっさんになったせいか、全く声をかけられなくなりましたが、学生の頃など、都内の繁華街でよく、「手相の勉強をしています」などと言って、明らかに怪しい宗教の勧誘と思われる人に引っかかりました。 もちろん、それに応じるような愚は犯したことはありません。 驚くべきことに、日蓮宗の寺院である実家に、霊感商法だかなんだか知りませんが、高額の壺などを売りつけようとする者が時折訪ねてきたことです。 住職である父は激怒し、一喝して終わりでした。 ていうか、お寺に霊感商法を仕掛けるとは、大したクソ度胸です。 そういうことはもう20年も経験していませんが、時折、イワシの頭でもソンシでも良いから、それは嘘だと知りながら頭から信じ込めたら、生きるのが楽になるんじゃないかなぁと思うことがあります。 既成宗教と新興宗教を分けるものは、要するに古くからある宗教か、最近100年くらいに生まれた宗教かということで、教義上の優劣は問えないものと思います。 時の審判を経てきたという重みはあるにせよ、仏教もキリスト教も生まれたときは新興宗教であったわけですから。 では、カルトと宗教を分けるものは何でしょうね。 カルト(c...
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無力感という悪

私は生まれてこの方、お金持ちになったことはありませんが、さりとて、お金で苦労した、ということもありません。 生活には困らないだけの収入は常にありました。 しかし、テレビのドキュメンタリーなどを見ていると、現代でも、世界にはまともに三食食べられない人々が大勢いることを知らされ、愕然とします。 食べられない、ということは誠に苦しいことでしょう。 また、食べられない、というほどではないにしても、私の大学の同級生で、北海道から上京して、奨学生として新聞配達をしながら学んでいる者がいました。 入学当初は向学心に燃えていることが傍から見ても分かるほどでしたが、しだいに講義中は寝てばかりいるようになり、いつの間にか退学してしまいました。 その後どうしているのか知りません。  貧しいということは、ほとんど悪と言っても良いでしょう。 与えられたパンを奪い合い、粉々にして無駄にしてしまう貧しい子供の姿から、ボードレールは、パンを分け合うことすらしない(できない)、人間の獣性こそが悪であるとみなしました。 アフリカなどで、援助物資を積んだトラックが、停止せずに、ゆっくり走りながら援助物資を投げ与える光景を目...
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戦争は政治の延長か、文化か?

今日は仕事始め。 とは言っても、今日・明日出勤すれば3連休なので、なかなかお仕事モードになりません。 今年は平昌オリンピックが行われ、北朝鮮がどういう対応をするかまだ見えてきません。 仮にオリンピックに出場して、オリンピックでのテロ行為は行わないにしても、またミサイルを発射したりして、日米韓を刺激し、国際社会で非難されるであろうことは確実でしょう。 全く厄介な国です。 かつてクラウゼヴィッツは「戦争論」において、戦争とは、異なる手段による政治の延長に他ならない、と書きました。戦争論〈上〉 (中公文庫)Carl von Clausewitz,清水 多吉中央公論新社 戦争論〈下〉 (中公文庫―BIBLIO20世紀)清水 多吉中央公論新社 これは国家と国家が同じような主義の元に互いの利益を追求した場合に当てはまる言葉だと思います。 例えば帝国主義国家同士が利益をかけて戦う、みたいな。 二つの世界大戦はそのようなものだったと言えると思います。 しかし、現代の戦いはそんなに単純なものではありません。 宗教によるテロだの、民族主義によるものだの。 オセチアと南オセチアが戦争している、なんていう話は...
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無から有、そしてまた無へ

無から有へ、そしてまた無へ、といった意味のことが、昨日読んだ「教団X」で書かれていました。 人間の誕生、人生、そして死を表す言葉です。 なるほど、輪廻転生とか極楽とかいうものを否定すれば、ほとんど永遠とも言える長い時間、私たちは人間としては存在していません。 素粒子レベルで考えれば、私たちの元となる物質は存在し続けていたのでしょうが、それは人格を持った人間とは別物です。 そして、ほんの80年ほどの生を生きて、また無へと回帰していきます。 その無もまた、誕生前と同様、永遠と言ってよい時間です。 そう考えると、有、つまり生きているという状態は、奇跡的とも言えるもので、しかもほんの一瞬のような短い時間です。 生きていると嫌なことや辛いことがたくさんあって、早く時間が過ぎてくれ、なんて思うこともたびたびですが、有である時間がほんの一瞬であることを考えれば、時間が早く過ぎてくれなんていう考えは、もったいないものです。 素粒子レベルでは、ビッグバン以来、物質の総量は変化していない、と言います。 素粒子が様々に形を変えて存在し、人間をはじめとする生物もその一つに過ぎない、というわけです。 ちょっと意...
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人間以上

五千円札で知られる新渡戸稲造。 彼がクリスチャンであったことは有名ですが、神秘主義的な側面を強く持っていたことはあまり知られていないのではないでしょうか。 彼がキリスト教に入信したころ、神というものをどう捉えればよいのか悩んだと伝えられますが、「神の存在と霊魂の不滅であるが、この事は唯信ずべきものにして、二十年考えても、二千年考えても、解することのできぬものである」というキリスト教神秘主義の言葉に出会い、悩みは氷解したそうです。 イワシの頭も信心から、と言いますから、信じるほかない、と達観したんでしょうかねぇ。 また、彼はキリスト教神秘主義と東洋思想との一致を見出し、「必ずしも神と限るものではない。仏教の世尊でも、阿弥陀でもよい、神道の八百万の神でも差支えない。(中略)ただ人間以上のものがある。そのあるものと関係を結ぶことを考えれば、それでよいのである」と述べています。 そして彼は、亡くなった祖父の伝言を仲介者と称する巫女から聞いたり、交霊会に出たりして、神秘主義的な傾向を強めていきます。 ついには、神の証としての光・声・言葉を見たり聞いたりすることが出来たと言います。 後には、小宇宙...
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ユートピア願望は諸刃の剣か

パリ同時テロからちょうど2年だそうです。 世に争いの種が尽きることはあるんでしょうかねぇ。 歴史を発展の途上と捉えて、その最終段階に恒久平和が訪れる、と考えるのは、どうしても無理があるでしょうね。 かといって、歴史は繰り返す式の、歴史を円環的に捉えるのもバカげていると思います。 時間は矢の如く一方向に向かっているというのが、人間の捉えられる時間の概念ですから。 恒久平和を求めるのは、どこにもない場所を意味する、ユートピアを求めることと同義だろうと思います。 ユートピアを未来に求める人は、常に希望をに飢えている人でしょうね。 それでも、ユートピアを過去に求める人よりはマシなんじゃないでしょうか。 例えば、縄文時代は階級も差別もなく、自然と一体化した理想社会だった、みたいな。 そんなことを考えたところで、現代人が縄文の昔に戻れるはずもありません。 ユートピアを求める、という精神性には、人間の可能性を切り開き、実現化する動機づけになる、という肯定的側面がある一方、ユートピアを求めるという行為そのものが虚しいことであり、人間に無力感を植え付けるという側面もあります。 理想主義とかユートピア願望...
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