思想・学問 反物質(アンチ・マター)
子どもの頃、物質は全て電子・陽子・中性子の組み合わせで出来ていると教わりました。 そして、それらと逆の負荷を持った反電子・反陽子・反中性子、総称して反物質が存在する可能性がある、とも。 これら反物質を人工的に作り出すことができ、現に作ったこともあるが、物質と反物質は同時に存在することができず、両者が接触すると両者とも消滅してエネルギーに変化し、ガンマ線になって飛び散ってしまうので、作っても貯蔵が極めて難しいと言われていました。 ところが先日のニュースで、欧州原子核研究機構(CERN)は、これまで1秒も保持することのできなかった反水素原子を1000秒も保持することに成功したと発表しました。 反物質は宇宙誕生時、物質と同程度存在したと考えられていますが、現在ではほとんど存在していないことになっています。 なんで消滅してしまったのか謎で、このたびの実験成功により、水素原子と反水素原子を比較することでその謎が解明されるのではないか、と期待されているそうです。 また、反物質を大量に長時間貯蔵できれば、物質と接触させることによって莫大なエネルギーが得られるため、宇宙開発など莫大なエネルギーを必要と...