2011-06

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思想・学問

ホルミシス効果

最近、ホルミシス効果という言葉を知りました。 それを知って不思議なような当たり前のような。 ホルミシス効果( hormesis)は、生物に対して通常有害な作用を示すものが、微量であれば逆に良い作用を示す生理的刺激作用をいい、特に自然放射線の人体への健康効果を指します。 これが大雑把な定義です。 要するに、放射能でも、微量であれば人体に害を及ぼさないばかりか、体に良い効果がある、ということらしいです。 アルコールなんかも、昔から酒は百薬の長などと言われ、少量であればかえって健康を促進することは広く知られています。 また、いわゆるワクチンと呼ばれる薬も、毒をもって毒を制すの類で、わざわざ体に有害な物質を注射することで、その有害物が大量に体内に入ってきた時に体を守ろうという発想です。 面白いのは、広島・長崎での被爆者のその後の健康調査です。 被爆時、20ミリシーベルト程度であった人は、被爆していない人よりも癌の発生率が著しく低く、長寿だというのです。 ホルミシス効果は抗癌作用が高いことが最も良く知られており、原爆といえども例外ではなかったのですね。 私の母親は長崎で4歳の時被爆していますが、...
文学

夏至

今日は夏至ですね。 一年中で一番日が長い日。 明日からはもう、少しずつ夜が長くなっていくと思うと、夏とははかないものだと感じます。 そうは言っても、本当に暑いのはこれから。 今日首都圏は最高気温が30度を超えるとか。 節電の今夏、まだ冷房は入りません。 昨年の猛暑を思うと、これからが思いやられます。 夏の楽しみといえば、ビアガーデンでしょうか。 終業後でも薄明るいなかで飲む酒は、背徳の香りがしてまた格別です。 しかしビールは腹が張るのであまり好まない私は、蒸し暑いビルの屋上で不潔でまずいつまみを肴にビールを飲むよりは、冷房の効いた室内で焼酎のロックや冷酒をやるほうを好みます。 かんがへて 飲みはじめたる一合の 二合の酒の 夏のゆふぐれ  私が敬愛する歌人、若山牧水の歌です。 夏の夕暮れ、まだ明るいうちから飲んでもいいものか、と考えながら飲み始める、という酒好きの若山牧水らしい歌です。 彼は朝と昼に2合づつ、夜に6合で毎日一升の酒をくらい、友人がくればもっと飲んだといいますから、尋常ではありません。 43歳で亡くなった原因は、酒毒であったに違いありません。 今、彼の亡くなった年齢に近づい...
社会・政治

老舗

室町時代に塩田を作り始めた九州の老舗が、このたび倒産したとか。 商売を広げ過ぎてしまったことが原因のようです。 日本では、継続は力なり、ということで、老舗がもてはやされる傾向にあり、世界一老舗が多いそうです。 日本・・・・・・3146社 ドイツ・・・・・ 837社 オランダ・・・ 222社 フランス・・・ 196社 200年以上続く老舗が多い国のランキングです。 わが国を除くと、欧州の、しかも大陸の国ばかりですね。 神社仏閣も個人商店のようなものだと考えれば、その数は膨大なものになりますね。 中国はおそらく文化大革命のせいで老舗がほとんどないのでしょう。 朝鮮半島は個人商店を一段低い商売と見なしているため、跡を継ぐ者があまりいないのだそうです。 中東やインド、東南アジア諸国は、長い植民地支配のために老舗が残る余地が無かったものと推測します。 ブログや日記、植物などの観察記録も、日本は断トツに多いそうです。 なんでもいいから継続して記録したりすることが好きなのですね。 そういう私も、毎日飽きもせずつまらぬブログを書き続けています。 習慣になってしまうと、洗顔や歯磨きと同じで、やらないと気...
社会・政治

世界一

理化学研究所が調達した富士通のスーパーコンピューターが2位以下に圧倒的大差をつけて世界一の演算処理能力を見せ付けたそうですね。 最近のわが国を覆う暗い雰囲気のなか、久しぶりの良いニュースです。 今回の快挙の一番の功労者は蓮舫大臣でしょうね。 あの有名な「2位じゃ駄目なんですか」という発言に伴いスーパーコンピューター関連予算を削減しようとしたことが、結果的に科学者を怒らせ、国民に広くスーパーコンピューターの重要性を認識させました。 こうなることを計算していたのだとしたら、蓮舫大臣は恐るべき策士ですが、多分口がすべっちゃっただけなんでしょうね。 鳴り物入りで繰り広げた事業仕分け、最近は見かけませんが、どうなっちゃったんでしょう。  もはや民主党が政権を担当することは国損でしかないことは明らかなのに、不信任決議案が否決されてからというもの、菅総理は気持ち悪いくらい元気溌剌としています。 民主党が示したことは、何事も経験が大事ということでしょうか。 あるいは伝統は侮れないということでしょうか。 戦後の一時期社会党が中心となって片山内閣ができましたが、一年ももちませんでした。 日本新党が中心とな...
映画

ネスト

昨夜はケビン・コスナー主演のB級ホラー「ネスト」を鑑賞しました。 ケビン・コスナーといえば数々の大作で主演を張ったハリウッドの大物ですが、今回はずいぶん安っぽい、いかにもB級らしい、あほらしいホラーへのご出演で、なんとなく似合わない感じがしました。 妻に捨てられ、女子高生の娘と小学生の息子と三人で心機一転、田舎暮らしを始めた小説家。 立派なお屋敷ですが、周りには家が一軒もなく、森があるだけです。 その森に奇妙な塚を見つけます。 ちょうど小さな古墳のような。 娘はなぜかその塚で過ごすことを好むようになります。 やがてその塚が、古代に滅んだはずの先住知的生命体の巣=nestであるらしいことに気付きます。 息子が小学校で配布された蟻の巣キットと、塚の巣が掛け合わされて、本来昆虫や小鳥などの小動物の巣を意味するnestがタイトルになっている理由が示されます。 先住知的生命体の安っぽい着ぐるみ、わざとらしく嫌味なエンディング、女子高生のクレイジーぶり、どれもB級らしく、私には好ましく思えました。 どちらにせよ、マニア向けの映画であることは間違いありません。ネスト ケビン・コスナー,イバナ・バケロ...
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