2011-06

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思想・学問

ボトム・アップ

ノモンハン事件の後、ソヴィエト軍の将校が日本軍を評し、最高の下士官兵、まともな将校、無能な指揮官で編成されている、と言ったそうです。 それは現在の組織にも通じていて、例えば東京電力のテレビに出てくる偉い人は阿呆にしか見えないのに、福島の現場で働く作業員には頭が下がるようなものです。 日本の組織は一般にボトム・アップによって意思形成をしており、一番下っ端の係員が原案を作り、主任、係長、課長補佐、課長、部長、局長と、修正を行いながら成案を作り上げていきます。 もちろん、極めて重要な事項については偉い人が集まる会議で意思決定がなされますが、その会議の資料を作り、シナリオを書いているのが、係長以下の下っ端だったりします。 そうすると、当然責任は決裁権者である部長だか社長だかにあるのですが、なんとなく、原案を作った係員や、細かくチェックした主任に実質的な責任があるかのような錯覚に陥りがちです。 現実に、会議やプレゼンテーションなどで、最初社長があいさつして、細かいことは主任に説明させます、なんて言って引っこんでしまう光景はよく見かけます。 ボトム・アップは平時においてはうまく機能します。 下々に...
仕事

頓珍漢

上司からここ数週間のうちに、4度も奇妙な業務命令を受けました。 Aさんが担当しているBという仕事がへヴィなので、Bのうち一つを担当してほしい、と言うのです。 私は快諾しました。 すると数日後、もう一つ担当してほしい、と言うのです。 Aさんが非正規雇用であることから、それならBという仕事を全て私に担当させてほしい、Aさんはサブに回って欲しい、と願い出ましたら、そうなりました。 すると今度はBという仕事に深くかかわっている教員からクレームがつきました。 慣れているAさんじゃないと困る、仕事のできないやつとは一緒に働けない、と言うのです。 仕事のできないやつとは私のことでしょう。 私を馬鹿にするのもほどがあります。 その時点で、Bという仕事のほんの一部でも受けることはできない、と思いました。 そして今日、失礼な教員の意見を入れたのか、Aさんともう一人の非正規雇用と私の三人でチームを作ってうまくやってほしい、と言われました。 なぜ担当をちょっといじるくらいで、こんなに二転三転するのでしょう。 私を愚弄しているとしか思えません。 私は切れ気味に、過去の経緯を話し、こんないい加減なやり方をされたの...
思想・学問

ウィルス作成罪

このたび、刑法を改正して、ウィルス作成罪というのが新設されたそうです。 有罪になった場合、3年以下の懲役もしくは50万円以下の罰金だそうです。 今までは他人のパソコンをウィルスで破壊したということで、器物損壊罪などが適用されてきたそうですが、それでは被害が出るまで取り締まることができません。 ウィルスを作ることそのものが罪なら、広く捜査できるでしょう。 言ってみれば爆弾を作るのが犯罪であるようなもの。 今までウィルス作成を野放しにしてきたことのほうが不思議です。 しかし懲役3年て、軽いですね。 ちょっとコンピュータに強い若者が悪戯でウィルスを流した、という程度ならそれでもいいかもしれませんが、政府機関や大銀行、電力会社やガス会社、水道局などのインフラ関係に、大規模なサイバーテロを仕掛けた場合、それは国家転覆にもつながる重罪なので、ウィルス作成罪とは別の法律を使う必要がありましょう。 多分威力業務妨害罪ということになるんでしょうけど、これもちょっとイメージが違いますね。 ウィルス作成罪と並んで、サイバーテロ防止法とでもいうようなものが必要な気がします。 日本はこれでサイバー犯罪条約締結を...
その他

父の日

今日は父の日でしたね。 つまらないものながら、プレゼントを持って、実家へ行ってきました。 父は現在70歳。 肝臓がんを抱え、常時微熱に苦しめられながら、私に終始笑顔を向け、私の精神障害を案じてくれました。 頭が下がります。 父は175センチの偉丈夫だったのに、ここ数年で十センチも身長が縮み、私と変わらなくなってしまいました。 しかしそれでも、父は巨大な威厳を保ち続けていました。 私に人生を教えてくれ、常に誇り高く生きよと背中で示してくれた父は、今、人が死に向かって衰えざるを得ない姿を示してくれています。 私はそれを、限りない父の愛情と受け止めています。 死にいく姿など、誰が人に見せたいでしょう。 父の格好悪い姿ですら、私には最高に格好良く見えます。 私はただ、父に一つの言葉しか言えません。 受け継いだ限りない誇り、プライドを捨てることはありません、私は父上の子として生まれ育ち、この上なく幸せでした、と。 だから父には、痛ければ痛いと言い、苦しければ苦しいと言ってほしいと思います。 もう息子は、すっかり大人なのですから。  もう気取らなくても、父上の気持ちは分かっています。↓の評価ボタン...
社会・政治

意外

国内ではぼろくそに言われる辞めない首相、菅総理。 今朝の新聞で、意外にも米国政府からの評価が高いことを知りました。 9月の訪米を招請されたのも、日本国総理だからではなく、菅総理だからだそうです。 もし9月の訪米前に菅総理が退陣すると、外交儀礼上、オバマ大統領の顔に泥を塗ることになるのだとか。 小沢一派が内閣不信任案に賛成すると見せかけて結局賛成できなかったのは、米国の意向が働いたのではないか、と新聞の米国駐在員は推測していました。 その理由は単純。 前任者がひどかったからです。 前任者は米国より中国を重視するような発言をしたり、米国抜きの東アジア共同体構想をぶち上げたり、普天間基地を国外だか県外に移すと言ってみたり、要するに米国の面子を潰すようなことばかり言って、しかもそれがことごとく実現しませんでした。 その点菅総理は自民党時代同様、米国追随路線を明確にしたため、米国の受けが良いというわけです。 オバマ大統領は菅総理に対し、「重大な危機にあって傑出した指導力を発揮し深く尊敬している」とまで言ったとか。 わが国には米国軍が常時駐留し、軍事的には米国という世界帝国の一部をなしています。 ...
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