2013-07-15

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思想・学問

歴史?

ブリジストン美術館から帰って、読みかけの村上春樹の新作を、少し、読み進めました。 日本の古典文学と、それらに基づいた近現代の文学に親しんだ私には、村上春樹は西洋かぶれの、奇妙な文章を書く人としか思えません。 しかし、真実の文学は言語を超えると言うとおり、彼の鼻につく文体に不快感を覚えつつ、つい、読んでしまうのです。 全くの力技としか言いようがありません。 もうあと100ページというところまで読みましたが、晩酌で濁った頭でこれ以上読むのは作者に失礼かと思い、読むのを中断しました。 村上春樹の小説の多くがそうであるように、「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」もまた、まっとうな現実を生きるまっとうな主人公が、摩訶不思議な世界にとらわれていく過程が描かれ、読者たる私は、またこの手かと気付きながら、呆気なく作者の策に落ち、物語に夢中になっています。 おそらく、長いわが国の文学史の中でも、稀有な物語作者であると同時に、自覚しているかどうかはともかく、どうしても逃れられないわが国文学の伝統を背負っている文学者であると言えるでしょう。 英語に堪能で、米国のペーパーバックで小説作法を学んだと言っ...
美術

「色を見る、色を楽しむ」 ブリジストン美術館

今日は久しぶりに美術館に出かけました。 京橋のブリジストン美術館で開催されている「色を見る、色を楽しむ」展を鑑賞するためです。 まずは車を飛ばして都営八重洲駐車場へ。 休日のせいか道がガラガラで40分ほどで到着。 全然知らなかったのですが、日本橋高島屋で2000円以上買い物をすれば3時間まで駐車無料とのことで、昼時でしたので、高島屋で昼飯を食いました。 2000円をちょっと超えて、一安心。 日本橋高島屋や日本橋三越には、子どもの頃親に連れられて時折出かけました。 重厚なたたずまいは当時と変わらず、しばし感傷に耽りました。 で、高島屋から徒歩5分ほどのブリジストン美術館へ。 ここを訪れるのは、アンフォルメル展を観て以来。 じつに久しぶりです。 その時はアンフォルメル以前の、象徴主義の画家、ギュスターブ・モローの絵に魅了されたことを思い出します。 わが国ではルノワールなどの印象派が根強い人気を誇っていますが、私には印象派は健康的に過ぎるようで、好みません。 今回の展覧会は色彩をテーマにしているせいか、多種多様な絵画が展示されていました。 で、モローより12~13歳くらい年下の同じ象徴主義の...
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