2013-07

スポンサーリンク
社会・政治

核実験

今日はわが国及び世界にとって、悲しむべき日です。 米国が1945年に、ニュー・メキシコ州において、人類初の核実験に成功したのです。 マンハッタン計画と呼ばれたこの悪魔の計画の成功後、わずか一カ月も経ずに実際に使用されました。 言わずと知れた8月6日の広島、8月9日の長崎への原爆投下です。 もちろん、核兵器については、米国のみならず、わが国もドイツも極秘裏に開発を進めていました。 しかし最初に核実験に成功したのが米国であり、実際に使用したのも米国でした。 その後、核兵器のあまりの破壊力の大きさゆえ、実際に使用することはできなくなりました。 激しい米ソ冷戦期、キューバ危機に際しては米ソ両政府が全面核戦争を覚悟したと伝えられますが、核兵器への恐怖から、ぎりぎりのところで回避されました。 その後核兵器はどんどん増強されましたが、実際に使用されることはなく、事実上、使えない兵器となりました。 それもこれも、広島と長崎への投下によって、言わば日本人をモルモットにすることによって得られた教訓のおかげだと言って良いでしょう。 しかし恐怖による平和というのは、人間性に合致しているものらしく、全面核戦争は...
思想・学問

歴史?

ブリジストン美術館から帰って、読みかけの村上春樹の新作を、少し、読み進めました。 日本の古典文学と、それらに基づいた近現代の文学に親しんだ私には、村上春樹は西洋かぶれの、奇妙な文章を書く人としか思えません。 しかし、真実の文学は言語を超えると言うとおり、彼の鼻につく文体に不快感を覚えつつ、つい、読んでしまうのです。 全くの力技としか言いようがありません。 もうあと100ページというところまで読みましたが、晩酌で濁った頭でこれ以上読むのは作者に失礼かと思い、読むのを中断しました。 村上春樹の小説の多くがそうであるように、「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」もまた、まっとうな現実を生きるまっとうな主人公が、摩訶不思議な世界にとらわれていく過程が描かれ、読者たる私は、またこの手かと気付きながら、呆気なく作者の策に落ち、物語に夢中になっています。 おそらく、長いわが国の文学史の中でも、稀有な物語作者であると同時に、自覚しているかどうかはともかく、どうしても逃れられないわが国文学の伝統を背負っている文学者であると言えるでしょう。 英語に堪能で、米国のペーパーバックで小説作法を学んだと言っ...
美術

「色を見る、色を楽しむ」 ブリジストン美術館

今日は久しぶりに美術館に出かけました。 京橋のブリジストン美術館で開催されている「色を見る、色を楽しむ」展を鑑賞するためです。 まずは車を飛ばして都営八重洲駐車場へ。 休日のせいか道がガラガラで40分ほどで到着。 全然知らなかったのですが、日本橋高島屋で2000円以上買い物をすれば3時間まで駐車無料とのことで、昼時でしたので、高島屋で昼飯を食いました。 2000円をちょっと超えて、一安心。 日本橋高島屋や日本橋三越には、子どもの頃親に連れられて時折出かけました。 重厚なたたずまいは当時と変わらず、しばし感傷に耽りました。 で、高島屋から徒歩5分ほどのブリジストン美術館へ。 ここを訪れるのは、アンフォルメル展を観て以来。 じつに久しぶりです。 その時はアンフォルメル以前の、象徴主義の画家、ギュスターブ・モローの絵に魅了されたことを思い出します。 わが国ではルノワールなどの印象派が根強い人気を誇っていますが、私には印象派は健康的に過ぎるようで、好みません。 今回の展覧会は色彩をテーマにしているせいか、多種多様な絵画が展示されていました。 で、モローより12~13歳くらい年下の同じ象徴主義の...
文学

春樹節

今日はマンションから出ず、エアコンの効いたリビングでごろごろしていました。 こう暑いと外出する気が起きません。 ただ、体重が24キロも落ちたせいか、暑さを感じにくくなってしまったようで、まだ長袖で過ごしています。 職場で長袖で出勤しているのは、もう私1人なんじゃないかと思います。 かねてアマゾンで購入してあった村上春樹の新作を半分くらい読みました。 「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」です。色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年村上 春樹文藝春秋 まだ読了していないので、コメントは差し控えたいと思いますが、久々の春樹節、良いですねぇ。 そう言えば誰かが、村上龍なら、「おれはおまえが好きだ」と書くところ、村上春樹は「もしかしたら僕は君のことが好きなのかもしれない」と書くのがかったるい、と言っていましたが、言い得て妙ですねぇ。 新作にもそういうまどろっこしい表現が多々見られます。 そういう表現が鼻につくことはありますが、総じて優れたストーリー・テラーであることは間違いありません。 高校生の頃、初めて「風の歌を聴け」を読んで以来、彼の書くものは全て読んでいます。風の歌を聴け (講談...
映画

Apparitionー悪霊ー

午後はまた、こてこての心霊ホラーを鑑賞しました。 「Apparitionー悪霊ー」です。 ある大学生のグループ4人が、1970年代に行われたチャールズ実験(ガンツフェルト実験ともいう)と呼ばれる霊体を呼び出す実験に刺激を受けて、当時よりも格段に進歩したパソコンなどの最新機器を駆使して、霊体を呼び出す実験を行います。 そこで、驚くべきことに、参加していた女子大生が1人、消えてしまいます。 死んだのではなく、文字どおり消えてしまったのです。 実験を主催した学生は、この世とあの世の裂け目の扉を開いてしまったと、ひどく悔みます。 数年後、彼らは社会人となってそれぞれに忙しく働いています。 実験を撮影したベンは、恋人と一戸建てを借り、新生活を始めます。 しかし、その家では奇妙なことが次々に起こるのです。 ドアが勝手に開いたり、電気がついたり消えたり、植物が枯れたり、家にカビが生えたり。 そんな時、かつての実験の主催者から、この世とあの世の扉を閉じ、霊体の侵入を防ぐために第2の実験を行ったが、失敗し、さらに扉を広げてしまった、との電話が入ります。 霊体は家に取りついていたいたのではなく、ベンとその...
スポンサーリンク